育休中の転勤
このブログの管理人ですが、元々は普通の会社員でした。
夫が転勤のある会社に勤めている以上、いつかは夫の転勤について行くべきことはある程度覚悟はしていたものの、結婚してから3年間は転勤がありませんでした。
生まれてこの方、一度も地元を離れたことがない私は、転勤後の自分の仕事のことまでは深く考えていませんでした。
そんな中、私の育休中に夫の会社の都合で転勤が確定しました。
一番最初の緊急事態宣言の真っ定中でした。
転勤先に今の会社の部署はあったものの、転勤族である以上、今後は部署の無い地域に住む可能性があります。
そうなった場合に30代の内はまだ仕事が見つかる可能性はあるのかもしれません。
しかし、子持ちで40〜50代で新たに仕事を探す場合、かなり高い確率で一般企業に採用されるのは難しいのではないかと考え、産後の育児が少し落ち着いた頃、何か手に職付けたいと思うようになりました。
最初に考えた資格
最初に考えたのはプログラミング系の資格でした。
そう言う仕事に就いていた訳ではないのですが、元々理系の大学を卒業し、仕事で業務の効率化を行う際に独学でプログラミングを少し勉強し、使用していたためです。
早速、各社通信教育の資料集めをし、ある程度取りたい資格も明確になってきたのですが、実際に働く現場の声をネットで見て見ると、危惧していた通り、やはりどこの会社も残業が多くハードワークでした。
その分給料も良い訳ですが、家族と居る時間を犠牲にしてまでそんなに稼ぐ必要があるのか…
新しい言語も年々と増え続け、それに自分が対応しきれるか…
夫の協力が得られるか…
ずっとデスクワークって…
肩こり・腰痛持ちの自分に耐えられるのか…
様々な不安が巻き起こり、やはりこの資格は自分には向いていないなと感じました。
次に考えた資格
次に考えたのは、事務系のお仕事に必要な資格です。
事務系のお仕事だと需要がとても高く、オバちゃんになっても働けるのかなという勝手なイメージがあったためです。
これはもう定番だと思うのですが、まず考えたのは簿記の資格です。
3級だと取得している人が多いため、一度3級を取得してから2級を取得しようと思い、市販のテキストでまずは3級の勉強を開始しました。
勉強をしていく中で気が付いたのですが、事務系のお仕事は求人数が多い分、その職を希望する人も他の仕事と比べ物にならないくらい多いということが分かり、経験を積んだからと言って、40~50代になって採用してもらえるだろうかと言う懸念が起きました。
これだけ事務系のお仕事の求職者が多いと、若い姉ちゃんに絶対に勝てないだろうと言う懸念も起き 、2ヶ月くらい勉強したのですが、ここは勇気を持ってあっさりと勉強を中断しました 。
最後に考えた資格
最後に考えたのが、保育士国家資格です 。
元々、子供を連れて毎日保育園に附設の子育て支援センターに通い、保育士さん達の姿を見ており、転勤先で知らないことだらけの私に地域のことを教えてもらったり、育児相談等で度々助けてもらうことがあったため保育士として働くことに興味は持っていました。
しかし、給料が安い&肉体労働というイメージがあったので資格を取ろうとまでは思っていませんでした。
ところが調べてみると、保育士も処遇改善がされており、今より給料は下がるものの働いても良いかなと思えるような年収だったのと、何より私は、子供の頃から子供が好きで図工や美術も好きだったのです。
サラリーマン生活が長くそのことを忘れていました。
肉体労働なのは確かなのですが、将来的にそれこそ保育園に附設の子育て支援センターで子育て支援に携わり地域福祉に貢献するという道もあるのかなと感じました。
あと、もう一つ決定打になったのが、コロナの影響です。
リーマンショックの真っ定中に就活のタイミングを迎え、10年に一度は起きると言われている経済危機が転勤のタイミングで再び訪れたのです。
年齢にも経済危機にも負けない資格、自分にとってそれが保育士国家資格でした 。
まとめ
❍夫の会社の都合で40~50代で転勤になった際、資格が無い限りはかなり高い確率で一般企業に採用されるのは難しいと考えた。
❍自分にとって、年齢にも経済危機にも負けない資格は保育士国家資格だった。