【幼稚園教員資格認定試験】保育士試験合格者が過去問を初見した感想

保育士資格所持者が幼稚園教諭免許を取得する方法について

これまでのブログで、保育士が幼稚園教諭免許を取得する方法について、2つご紹介しました。

1つ目は、期限付きの特例制度を利用する方法についてです。もう1つは、教員資格認定試験を受験する方法についてご紹介しました。

期限付きの特例制度については、これから保育士として就職を考える人にとっては実務経験年数が足りず、条件を満たすことができません。

そこで今回は、あまり知られていない教員資格認定試験の過去問題について、保育士試験合格者が初見した感想についてご紹介します。

教員資格認定試験の過去問題

以前のブログで教員資格認定試験の試験内容についてご紹介しましたが、各科目の内容は保育士試験受験者にとっては初めて耳にするものばかりなので、実際に過去問題を一読するのが良いかと思います。

独立行政法人教職員支援機構のHPに平成30年度までの過去問が掲載されています。

青字をクリックすると、該当ページにリンクします。

<令和3年度>

令和3年度 「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」

令和3年度 「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」

令和3年度 「幼稚園教育の実践に関する科目」

令和3年度 幼稚園教員資格認定試験 択一式試験の正答

<令和2年度>

令和2年度 「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」

令和2年度 「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」

令和2年度 「幼稚園教育の実践に関する科目」

令和2年度 幼稚園教員資格認定試験 択一式試験の正答

<平成31年度>

平成31年度 「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」

平成31年度 「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」

平成31年度 「幼稚園教育の実践に関する科目」

2019年度 幼稚園教員資格認定試験 択一式試験の正答

<平成30年度>

第1次試験

平成30年度 教職に関する科目( I )

平成30年度 教職に関する科目(II)

第2次試験

平成30年度 教職に関する科目(III)

平成30年度 指導案の作成に関する試験

平成30年度 幼稚園教員資格認定試験第1次試験の正答

※平成31年度より、2次試験が廃止され、1次試験に統合される形となりました。

教員資格認定試験の過去問題を初見した感想

「?」マークが書かれた積み木が3つ重ねられており、そこからひらめきマークが飛び出している様子。

過去問題を初見した感想を各科目ごとに纏めました。

「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」

「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」を初見した感想としては、保育士試験の教育原理や保育の心理学の試験範囲からの出題が多い印象を受けたため、実際に私も何も勉強しない状態で令和3年の過去問題を解いてみました。

その結果ですが、保育士試験終了後から暫く時間が経っていることもあり、思い出せないような内容が多々あり、ギリギリ合格点くらいでした。

しかし、自分の保育士試験受験当時の記憶でこの科目の問題を正解できたかどうかという視点で一つ一つの設問を見てみると、恐らく満点に近い点数が取れたのではないかと感じました。

他の受験年度の過去問題も目を通してみましたが、主に保育士試験の教育原理や保育の心理学の内容をしっかりと勉強し理解できている人については、合格点は取れる科目だと感じました。

「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」

次に、「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」です。

「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」と同様に、問題数が15問ありますが、幼稚園教育要領や幼稚園教育要領解説からの出題が、令和3年の場合は9問、令和2年の場合は7問、平成31年の場合は9問、平成30年の場合は9問ありました。

このように、幼稚園教育要領や幼稚園教育要領解説からの出題については、この科目で1番大きなウエイトを占めていることが判ります。

また、令和3年度、平成31年度、平成30年度については幼保認定こども園教育・保育要領からの出題が各1問ずつありました。

その他に、「幼稚園教育指導資料」、「幼児の思いをつなぐ指導計画の作成と保育の展開」、「幼児理解に基づいた評価」等からの出題がありました。

さらに後半では、保育士試験の保育実習理論の出題範囲と思われるような出題が、毎年2~3問程度あります。

この科目については問題を解いてませんが、保育士試験のように突拍子もない資料からの出題は無さそうだったので、上記に挙げた資料や保育実習理論の範囲を学習していれば合格できるような印象を持ちました。

幼稚園教育の実践に関する科目

「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」と「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」がマークシート方式であるのに対して、「幼稚園教育の実践に関する科目」については論述式になります。

こちらの科目については、論述式と言うことで、解答が掲載されておらず採点基準が判りません。

対策をしなくても様々な角度から解答をすることはできそうですが、それが果たして採点基準を満たすかどうかは不明です。

どのような対策をすれば良いか?

幼稚園教員採用試験の対策講座についてはあるようですが、幼稚園教員資格認定試験の対策講座は、私が探した限りでは見つかりませんでした。

では、市販のテキストはどうでしょうか?

対策講座と同様に教員採用試験の対策本についてはいくつか出版されているようですが、教員資格認定試験の市販の対策本についてはかなり少ない印象でした。

特例制度の影響もあるのでしょうか。特に近年の受験年度版の対策本がネット検索では見当たりませんでした。

実務経験の要件を満たした際、幼稚園教員資格認定試験を受験するか?

「メリット」「デメリット」を比較するビジネスマンの様子。

最後になりましたが、幼稚園教員資格認定試験の受験資格を満たした際、保育士資格所持者である私が、幼稚園教員資格認定試験を受験するかについてです。

結論から申しますと、東京近郊への転勤がない限りは個人的には受験しないと思います。

理由は、教員資格認定試験は東京近郊でしか開催されないため、往復の交通費や前泊費用が必要になることがまず第一に受験のネックになります。

次に、対策講座はもちろん、市販のテキストがあまり出回っておらず、論述式の過去問題の解答がHPに掲載されていないことなどから十分な試験対策ができないことも挙げられます。

更に、学士でありながら二種免許しか取得できないことを考慮すると、まずは特例制度が延長される可能性を期待したいところです。

まとめ

❍ 幼稚園教員資格認定試験の受験科目は3科目に分かれており、2科目はマークシート方式、1科目は論述式の試験である。

❍ 「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」については、保育士試験の教育原理や保育の心理学の範囲をしっかりと学習している人は合格点に達する印象を持った。

❍ 「教科及び教職に関する科目(Ⅱ)」については、幼稚園教育要領やその解説、保育士試験の保育実習理論の範囲をしっかりと学習している人は合格点に達する印象を持った。

❍ 「幼稚園教育の実践に関する科目」については、論述式と言うこともあり、HPに解答が掲載されておらず対策し難い。

❍ 幼稚園教員資格認定試験の対策講座は見当たらず、市販の対策本もかなり少ない。

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