子持ちで勉強時間を確保することの難しさ
以前のブログで勉強時間を確保するために保育園の一時保育を利用した件をお伝えしました。
子どもを幼稚園に通わせていると、少しは勉強時間を確保できるかもしれないですが、3歳以下の小さな子どもがいる家庭にとって、勉強時間を確保するのは至難の業だと思います。
子どものお昼寝中は洗濯・ご飯作り等の家事をしなければいけないし、夜の就寝後には大量に貯まった食器洗いや風呂掃除…、本当に勉強する暇なんてないと思います。
近くに両親等手助けしてくれる人がいるご家庭は良いですが、転勤族となると頼れる人などいません。
そんなご家庭の味方になってくれるのが一時保育という制度だと思います。
利用をためらった要素
一時保育を利用するには、当然利用料が必要になり、新型コロナの感染リスクも気になるため最初は子供を保育園に預けてまで資格試験の勉強をすることにためらいを感じました。
しかし、利用料に関してては後にご紹介しますが、思っていたほど高くないです。
そして、コロナの感染リスクについては、結局のところ、公園や児童館、子育て支援センターに連れて行くのと保育園に連れて行くのとでリスクとして何が違うのだろうかと感じました。
我が家の場合、一日中家で子どもの面倒を見るのは不可能でしたので、リスクとしては同じと考えました。
しかし実際、保育園に連れていくと別れ際に大泣きもされました。
最初はどの子もそうだと思います。
大泣きされると、ますます保育園に預けてまで資格試験の勉強時間を確保する必要があるのかと考え直したりもしました。
しかし、最終的に自分の子どもに合う保育園が見つかると、我が子は保育園に行くのをとても楽しみにするようになり安心して預けることができるようになりました。
合う保育園、合わない保育園
いくつか保育園を利用してみた結果、我が子に合う保育園、合わない保育園があることが分かりました。
保育園にも色んな先生もいらっしゃれば、色んな特色もあります。
我が子の場合、手作りの玩具しか置かない方針の保育園は3回ほど預けましたがいずれも大泣きでした。
先生の話によると、その園へ行くとなぜか大好きなお外遊びも嫌がったり、朝からしばらく泣きっぱなしだったりしたそうです。
1歳になってアンパンマンが大好きになった我が子はアンパンマンの玩具が置いていない保育園は受け付けなかったのです。
また、午前のみ預けると、散歩がない保育園もあります。
お外遊びが大好きな我が子は、アンパンマンが居たとしても散歩のない保育園は日中機嫌が悪く、受け付けませんでした。
我が子の場合、一番楽しそうにしていたのが、アンパンマンの玩具が沢山置いてあり、広いホールや広い園庭のある保育園です。
その保育園には1回預けただけで慣れたようで、その後は保育園に行くのが楽しみで、登園の際に車から降りると「せんせっ、せんせっ、アンパンマンっ」と言って小走りで教室に向かっていました。
このように子供にとって合う保育園合わない保育園は様々なので、ある保育園へ連れて行くと泣きっぱなしだった子どもが別の保育園でご機嫌にしているということもあるようです。
利用条件について
まず、利用条件としましては、保護者の就労(パート等)、出産、保護者の傷病や育児不安、資格試験の勉強、リフレッシュ等様々な理由で受け入れている園が多いです。
同じ市町村でも保護者の就労や傷病、出産、資格試験の勉強等の正式な理由がないと受け入れを行っていない園があるかと思えば、就労、出産以外で利用する際は月の回数制限を設けて受け入れている園があったり、あるいは預ける理由も聞かれず利用料さえ支払えば何度でも利用できる園もあります。
また、園によっては慣らし保育が必要な園もあります。
その辺りの利用条件は園によって様々なので詳細は各園に問い合わせするのが良いかと思います。
登録について
ほとんどの園で利用の前に事前登録の面談が必要になります。
面談の中で子どもの普段の様子について聞かれたり、自費で子どもの健康診断が必要な園もあります。
また、父母の勤務状況や緊急連絡先等を詳細に記入しなければならない園もあります。
この辺りも園によって様々です。
利用料について
利用料についてですが、これも同じ市町村でも料金は園によって様々で、大体の園で1時間ごとの利用料とお昼ご飯代が決められていました。
私がよく利用していた園だと、1時間ごとの利用料は年齢で分けられており、下記のような料金体系でした。
0歳児クラス 450円/時間
(0~1歳になる年の3月までの誕生日)
1、2歳児クラス 350円/時間
(満1歳の4月~満3歳の3月末日までの誕生日)
3歳児クラス以上 300円/時間
給食(おやつ代含む)300円/時間
私がよく利用していた園の場合、1歳児クラスになると、9~12時までのお昼ご飯付きで1350円で預かってくれるのです。
預かり可能な年齢も同じ市町村でも園によって様々で、0歳児クラスの預かりは行っておらず、満1歳以降の自立歩行が可能で完了食が食べられる子でないと預かってもらえない園もありました。
また、私の住んでいた市町村では普段、市から委託され保育園付設の病児保育として運営している園が、コロナの影響で通常業務を停止しているために病児保育の体験利用として、4時間1000円とし、預かってくれる制度がありました。
体験利用ですが何度でも利用でき、しかも綺麗な個室で1対1で対応してくれるため、コロナ感染を気にする人にとっては大人気の一時保育でした。
ただ、デメリットとして感染対策がしっかりしているため、食事は基本的に各自持ち込みで、電子レンジは感染対策のために使用できないということでした。
また、熱がなくとも咳は勿論のこと、鼻水が少し出ているだけでも預かってもらうことができず、試験勉強を始める前に何度か用事で預けようとしましたが鼻水のために見送られてしまいました。
私の引越し先の近所の保育園での一時保育は、8時半~12時半までの4時間お昼ご飯付きで1000円で預かりを行ってもらえます。
我が家の場合は、週に1回はショッピングモール付設の室内遊技場で遊ばせていたので、そこでの利用料が1時間1000円弱掛かりっていました。
また、自分の手作りとは言え、お昼ご飯代も必要になります。
そう考えると、一時保育の利用料はかなり安いと感じました。
このコロナ渦で転勤族ともなると、当然普段一緒に遊べる友達もおらず、親と毎日2人で過ごす子どものことを考えても保育園でお友達と過ごす時間は子どもにとっても有意義な時間になります。
また、親にとっても預ける理由はどうであれ、自分の時間が作れてリフレッシュができるし、双方にとって良い制度なのではないかと個人的には感じます。
利用料や規定は園によって様々なので詳細は各園に問い合わせるのが良いかと思われます。
一日の流れ
各園で1日のスケジュールはさまざまなのですが、一例をご紹介します。
8:30~9:00 登園
9:45 おやつ
10:00~11:00 外遊び
11:00~12:00 お昼ご飯
12:00~15:00 お昼寝
15:00 おやつ
15:30~16:30 外遊び
17:00 お迎え
持ち物について
着替え:上下、シャツを各3~4枚、靴下、上着1枚
オムツ:6~8枚
汚れ物を入れる袋:2枚
手拭きタオル:2枚
布団:1セット
帽子、靴、連絡帳
園によっては、夏場は水着を持参させる園もあります。
また、使用後のオムツも園で処理してくれる場合もあれば、自宅での処理を推奨する園もあります。
終日預ける場合は、布団は持参しなければならない園があるかと思えば、布団代を徴収しレンタルで布団を貸してくれる園もあります。
また、料金は徴収せずに布団を貸してくれる園もあり、敷布団、掛け布団代わりに大きいバスタオルを2枚のみ持参させる園もあります。
あるいは、お昼寝セットは一切不要で料金も徴収しない園もあります。
私が利用していた園は、布団を持参しなければいけなかったのでその辺りの手間もあり、午前保育のみにしました。
まとめ
❍意外と安い一時保育。親と子、双方にとって良い制度だと個人的には感じる。
❍利用条件や利用料、持ち物など同じ市町村でも園によってさまざまなので、上記をご参考の上、詳細は各園に問い合わせることをお勧めする。