何に気を付けて描けば良いか?
私は絵を描く際に以下の10ヶ条に気を付けたよ
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
年齢に応じた体の大きさを描く
異年齢での出題はこれまでありませんでしたが、条件に園児の年齢が指定されているため、年齢に応じた園児の身長は描き分けれるようにしましょう。
こちらの参考資料をご確認ください。
様々な体の動きを描く
過去問にこのような出題がありました。
「3人の子どもが手を繋いで輪になっている」、「手を繋いでお散歩に行く」
走っている姿、ジャンプしている姿、座っている姿、横向き加減な姿、後ろ向き加減な姿…、様々な体の動きを練習しておくと何が出題されても柔軟に対応することができます。
園児や先生の体の動きを練習するにはこちらの実技試験の対策本が役立ちました。
また、こちらの絵本も参考になりました。
保育士の目線は園児の方へ
保育士の目線は園児の方へ向けましょう。
園児を見守り、園児の行動を支えることも保育士の仕事です。
この辺りについては、保育所保育指針をしっかりと読み込むと、どんなお題が出題されても自ずと保育士が執るべき行動も見えてきます。
様々なアイテムを描けるようにする
実際の過去問題で楽器や砂場道具等の小道具を描かせるお題があったり、動物等の生き物、また、季節に応じた植物や旬の野菜等を描かせるお題がありました。
したがって、様々なアイテムを描けるように練習することをお勧めします。
私が参考にしたイラスト集はこちらです。
こちらは、イラストが多くカラーであり、絵が苦手な人でも描きやすい素材が沢山あります。
季節の植物、野菜、虫について代表的な物を参考資料と共に以下に挙げています。
季節の植物
季節の植物
春:菜の花、桜、タンポポ、チューリップ、ラベンダー、ツツジ
夏:紫陽花、向日葵、朝顔、ユリ、
秋:イチョウ、コスモス、キンモクセイ
冬:パンジー、スイセン、梅
参考資料:みんなの趣味の園芸 NHK出版
植物については季節を跨ぎ、開花時期が長いものが多いことに注意が必要です。
旬の野菜
旬の野菜
春:キャベツ、そら豆、たけのこ
夏:トマト、きゅうり、とうもろこし
秋:じゃが芋、さつま芋、玉ねぎ
冬:大根、カブ、長ネギ
参考資料:野菜の旬 Kewpie
上記は一般的な収穫時期であり、じゃがいもの収穫に「春作」や「秋作」、「冬作」があるように種類や地域によって収穫時期が異なる場合があります。
参考資料については、食品会社が提供するものになります。
そら豆の収穫と言うとあまり馴染みが無いかもしれませんが、私が保育園を見学した際に春にそら豆の収穫をしている園は、秋にさつま芋掘りをしている園と同等に多かったです。
様々な植物や野菜を描けるように練習することをお勧めします。
季節の虫
季節の虫
春:テントウムシ、ミツバチ、アゲハ蝶
夏:蝉、トンボ、カブトムシ、カマキリ
秋:バッタ、コオロギ
冬:昆虫(ミノムシ等)
参考資料:いきもの図鑑
冬に活動する虫は少なく、冬に描くとしたら木の枝にぶら下がるミノムシでしょうか。
参考資料については出典元の分からないものを掲載しました。
間違ってはいないと思いますが、気になる方は他サイトで調べて下さい。
構図は人物の重なりを少なく
枠内に人物がバランスよく描かれていると、絵が下手でも仕上がりが綺麗に見えます。
人物はなるべく重なる箇所が少なくなるように描き、上手く全体に散りばめることをお勧めします。
年齢に応じた動作を取り入れる
保育の心理学で出題された「パーテンの年齢に応じた遊びの発達」について覚えているでしょうか?
ここで筆記試験の出題範囲?と思われるかもしれませんが年齢と課題が与えられている以上、年齢に相応しい遊びや行動を取り入れる必要があります。
一人遊び(2~3歳)
傍観(2~3歳)
並行遊び(2~3歳)
連合遊び(4~5歳)
協同遊び(4~5歳)
3歳未満児を描く場合、個々に別々の遊びをさせたりそれぞれ横並びで同じことをさせたりすれば良いですが、3歳以上児を描く場合、一緒に協力しながら遊んでいる姿を描く方が良いでしょう。
また、年齢に応じた安全対策も考慮した動作を考える必要があります。
例えば、3歳未満児はまだ小さなものを口に入れる可能性のある年齢です。口に入ってしまいそうな物は近くに描かないようにしましょう。
表情は生き生きと
園児の表情も先生の表情も生き生きさせることをお勧めします。
表情については、私もあまり得意ではないので対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
遠近法を取り入れた絵を描くことは難しいですが、あからさまに手前の人を小さく、後ろの人を大きく描くことは減点になるかもしれません。
色塗りにバリエーションがあるか
同じ色ばかりや暗い色で着色されていると、全体が暗い印象になります。
明るく楽しい雰囲気を作るのも保育士の仕事なので、それを絵に表現し様々な色を使いましょう。
また、背景と人物や物などが重なっている部分は、色被りしないよう注意しましょう。
塗り残しが無いか
塗り残しなく描くことは、絶対条件です。
塗り直しがあった場合、減点どころか不合格になる可能性があります。
「条件」だけでなく、「事例」を意識した絵を
これは自身の経験によるものですが、試験問題の「条件」だけでなく「事例」を意識した絵を描くことを強くお勧めします。
条件さえ満たしていれば合格は合格のようです。
絵が下手でも合格はできます。
しかし、逆を言うと、絵が上手くても描き方によっては高得点を狙えません。
少なくとも練習の時点では安全圏を狙った絵を描くべきなので、高得点を狙える絵を知っておくべきです。
したがって、いくら絵の完成度が高く見えても、事例に書かれている内容を抑えていない絵は単なる自分の描きたい絵を描いているだけに過ぎません。
採点基準を抑えていない絵は高得点は狙えず、不合格になる可能性すらあります。
まとめ
・過去問題での傾向は、あくまで傾向に過ぎない。
・過去問題やお題予想は満遍なく学習する。
・お題予想は、人物の動きやアイテムを様々な角度で想定する。
・下描きは黄色、縁取りは焦げ茶色がお勧め。
・下描き、縁取り、色塗り、背景に分け、時間配分に気を付ける。
・「絵を描く際に気を付けること10ヶ条」を意識する。
・試験問題は、「条件」だけでなく、「事例」を意識した絵を描く。
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