準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は避難訓練です。
こちらも過去問での出題がありません。
避難訓練については、児童養護施設の設備及び運営に関する基準の第六条の2に「少なくとも毎月一回は、これを行わなければならない」との記載があります。
年に12回も行っている避難訓練、保育士の安全に対する意識も問われるお題になるので、今後出題される可能性は十分あります。
私も保育園の園庭開放に参加した際、実際に避難訓練の日に遭遇したことが何度もありますが、ほとんどの場合、園児たちは2階の滑り台から滑る訓練をしていました。
そこで、今回は避難訓練で3歳以上児クラスの園児が滑り台から降りている絵を描きました。
園児の学年ごとの教室の階数については特に規定はなく、乳児室を2階以上に設置することも可能とされています。
2歳児クラスだと、ほとんどの子どもが一人で滑り台から滑れるようになりますが、1歳未満の場合、保育士が抱きかかえて一緒に滑る等の配慮が必要になります。
しかし、保育士が一人の園児を抱きかかえて滑り台を滑る場合、他の園児を見る保育士も必要になり、2人の保育士を描く時間が足りません。
したがって、3歳未満児クラスの園児が条件で加えられた際に特に避難訓練で「滑り台」との指定が無ければ、敢えて滑り台を描く必要はなく、机の下に隠れる等他の動作に替えても良いかと思います。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:10分15秒
縁取り:10分54秒
色塗り:15分20秒
背景:8分31秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
構図を考え人物の縁取りを行うまでに時間がかかりましたが、色塗りはささっと済ませ背景に十分な時間を残すことができました。
作品
今回「避難訓練」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園の園舎に付設の避難用の滑り台を使用し、保育園児が避難訓練をしている様子を描きました。全員が防災頭巾を被り、1人の女の子の園児が滑り台を楽しそうに滑っています。滑り台から滑り降りたばかりの男の子の園児は保育士が支え、滑り終わった男の子の園児は走って避難しようとしています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
今回、私は対策本に則り、3歳以上児クラスの縮尺で表現しましたが、5歳児クラスという学年が条件で与えられた際にこれでは小さすぎます。
上記、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
滑り台を滑っている園児、滑り台を滑り切り保育士に支えられる園児、走って避難する園児が居るので様々な動きになっています。
保育士の目線は園児の方へ
今回は、保育士と滑り台を滑り切った園児の目がばっちりと合っています。
しかしながら過去のブログでご紹介したように目線を合わせるのは少し難しいです。
沢山練習を重ねることをお勧めします。
様々なアイテムを描けるようにする
今回、全員が防災頭巾を被っています。
他に考えられる物としては、防災リュック等もありますが、保育士だけに大きいリュックを背負わせても良いでしょう。
構図は人物の重なりを少なく
構図についても下描きで時間を取っただけあり、特に問題ないでしょう。
細かい所を言うと、園舎と滑り台はくっついている場合が多いので走っている園児は滑り台の手前を走らせる方が良いでしょう。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上のいずれかの年齢での指定があった場合、全員が滑り台を滑ることのできる年齢なので特に問題ないでしょう。
3歳未満児クラスとの指定があった場合には、机の下に隠れる動作等を取り入れるのも良いでしょう。
表情は生き生きと
必死に走る園児、滑り台を楽しそうに滑る園児、先生に支えられ安心した表情の園児がおり、園児たちの表情にバリエーションもあるので特に問題ないでしょう。
表情については、対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
走っている園児を滑り台の手前にするなら少し大きめに描くのが良いでしょう。
色塗りにバリエーションがあるか
色塗りのバリエーションは特に問題ないかと思います。
塗り残しが無いか
塗り残しは無いですが、もう少し丁寧に塗ることができればベストです。
まとめ
❍ 保育園で月に1回行われている避難訓練、保育士の安全に対する意識も問われるため今後出題される可能性は十分ある。
❍ 滑り台を描くのであれば、間違えても0~1歳児クラスの園児を1人で滑らせている絵を描かないよう注意する。
❍ 3歳以上児クラスでの指定があった場合は、滑り台で避難で良いですが、3歳未満児クラスでの指定があった場合は、机の下に隠れる等の動作を取り入れると良いでしょう。
❍ 防災頭巾等のアイテムはスラスラと描けるように練習することをお勧めする。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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