準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「音楽会の練習」です。
こちらも過去問での出題がありません。
音楽会については季節を問わず出題される可能性があります。
1歳児クラスでは、まだ楽器を正しく使うのは難しいですが、2歳児クラスの場合、鈴を振ったりカスタネットを鳴らしたりする等の簡単な動作なら可能になります。
様々な楽器を用いることを想定すると、3歳以上のクラスで出題される可能性が高く、今回私も対策本の縮尺に則り3歳以上児クラスを想定しました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。音楽会の練習風景についても掲載されているので、参考にされることをお勧めします。
また、こちらの絵本にも音楽会の様子が描かれています。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:11分30秒
縁取り:9分33秒
色塗り:15分45秒
背景:8分00秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
楽器の絵を描くのが初めてだったため、どのように描けばよいか戸惑ったり、楽器を使用する手の描き方に苦戦し、下描きや縁取りには時間が掛かりました。
その分、色塗りについては大急ぎで仕上げ、背景にある程度の時間を残すことができました。
作品
今回「音楽会」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が音楽会の練習をしています。左にオルガンを演奏する女性の保育士がおり、右に楽器を演奏する園児が3人います。左の男の子の園児はカスタネットを鳴らし、真ん中の男の子の園児は首に掛けた太鼓を鳴らし、右の女の子の園児は鈴を持って鳴らしています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本に則り3歳以上児クラスの縮尺で表現しようとしましたが、頭に対して体の大きさがかなり小さいです。
また、3歳未満児については首を短めに描くのも良いですが、3歳以上児についてはある程度の長さの首を描く必要があります。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
カスタネットを鳴らす園児、鈴を振る園児、太鼓を叩く園児がおり、保育士はオルガンを弾いているので特に問題ないでしょう。
ただ、太鼓を叩く園児の手の動きが少し不自然になっています。
上記の絵本に太鼓を叩く園児の絵があるので参考にされることをお勧めします。
また、オルガンを描く場合、鍵盤まで描いている時間は無いので私が描いた絵のように真横から見た絵を描ければ十分かと思います。
実際に対策本でもオルガンは真横からの絵が描かれており、鍵盤までは描かれていません。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は園児全体を見渡している様子が分かります。
できれば園児たちの目線も保育士に向くようにすれば尚良いでしょう。
様々なアイテムを描けるようにする
今回、園児一人一人が違う楽器を持ち、保育士のオルガンの伴奏に合わせて全員で一つの曲を演奏しているので問題ないでしょう。
しかし、楽器と言っても様々な楽器があり、指定される可能性も無くはないので上記イラスト集や絵本の楽器アイテムを参考にされることをお勧めします。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは無いのですが、一番右の女の子の園児が枠のギリギリの位置にいます。
片側だけ枠のギリギリの位置に人物を描いてしまうと、全体的なバランスが悪く見えてしまい兼ねないです。
女の子をもう少し中央に寄せるか、人物の位置や縮尺を全体的に小さくする等の工夫が必要です。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳児以上の場合、全員が簡単な楽器を使える年齢になるので特に問題ないでしょう。
表情は生き生きと
必死に太鼓を叩く園児、楽しそうな表情で鈴・カスタネットを鳴らす園児、優しそうな目線で園児達を見る保育士の表情が分かるので特に問題ないでしょう。
表情については、対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
遠近法を付ける余裕のある方は後ろの園児を少し小さめに描ければベストです。
色塗りにバリエーションがあるか
色塗りのバリエーションは特に問題ないかと思います。
今回、服に皺を付けてみましたが、余裕があれば服の皺を付けるとより立体感が増します。
塗り残しが無いか
塗り残しは無いですが、もう少し丁寧に塗ることができればベストです。
まとめ
❍ 音楽会や劇発表等は3歳未満児のみの小規模保育園を除いて、各学年で学んだことの集大成として何らかの形で開かれることが多い。
❍ 様々な楽器や劇発表に必要なアイテムを描けるように練習を重ね、そのアイテムを使いこなす手や体の動きも正しく描けるようにしておきたい。
❍ 枠の片側ギリギリの位置に人物を描いてしまうと、全体的なバランスが悪く見えてしまい兼ねないため、構図については下描きでしっかり対策を練る必要がある。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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