準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
以前のブログで「プール遊び」のお題についてご紹介しましたが、今回は「水遊び」です。
こちらも過去問での出題がありません。
水に関するお題なのでこちらも後期試験には出題されない可能性は高いですが、人物の様々な動きを描く練習にはなるので後期試験受験の方も余裕のある方は練習されることをお勧めします。
なぜ「プール遊び」と「水遊び」を分けているかと言うと、7月中旬から8月下旬までは「プール遊び」をする姿がよく見られるのですが、まだプールに入れる季節ではないけれど気温は高く蒸し暑い季節である5~7月中旬までは「水遊び」をする姿がよく見られるからです。
今回も過去問で頻出の保育士1名、園児3名の設定にしました。
園児については、今回は異年齢とし、3歳以上児クラスの園児2名と3歳未満児クラスの園児1名を想定しました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:11分39秒
縁取り:7分59秒
色塗り:16分38秒
背景:8分32秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
「水遊び」というと、色んな光景が思い浮かんだため下描きには時間が掛かりましたが、その分縁取りを短時間で仕上げることができたため、背景にも時間を取ることができました。
作品
今回「水遊び」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が水遊びをしています。女性の保育士がホースに繋がれたシャワーを持ち、そのシャワーから出る水で園児達が遊んでいます。左手前の3歳以上児クラスの男の子の園児は、シャワーの水でできた水たまりに入り、足を上げて遊んでいます。もう1人の3歳以上児クラスの男の子の園児は、寒そうな表情をしています。さらに1人の3歳未満児クラスの女の子の園児は、桶に溜まった水で遊んでいます。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳以上児クラスの園児2名、3歳未満児クラスの園児1名を想定しました。
3歳以上児クラスの園児2名については身長が違いますが、同じ学年のクラスだった場合は同じ身長で描いて問題ないです。
ところが、寒そうにしている園児については頭が大きく体(特に下半身)が短いので3歳以上児クラスの園児には見えません。
一方、水の入った桶の前に座る3歳未満児クラスの園児については、下半身が見えません。桶の高さから考えても足はある程度見えるはずなので違和感のないようにきちんと描くようにしましょう。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
シャワーの水でできた水たまりで足を上げて遊ぶ園児、桶に溜まった水で遊ぶ園児、寒そうにしている園児がいます。
三者三様で様々な動きなのですが、寒そうにしている園児を描いてしまったことは失敗です。寒そうにしている園児がいればその園児は風邪を引く可能性があるため水遊びを辞めなければなりません。
また、今回異年齢なので桶の水で遊ぶ3歳未満児クラスの園児がいても良いのですが、全員が3歳以上児クラスであった場合は一つの水遊びを全員で纏まりを持って遊ぶ方が良いでしょう。
全員が3歳以上児クラスの園児であった場合、一つのホースに全員が群がり、手を伸ばしたり、頭から水をかけてもらいに行ったり、ジャンプして喜んだり、互いに水を掛け合う等様々な動きが描けます。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は園児達の方を見ています。
しかし、上記で示したように寒そうにしている園児に水をかけている行為は減点になるかもしれません。
様々なアイテムを描けるようにする
今回は、保育士の持つシャワーです。細かいことを言うと、少し水の勢いが足りません。シャワーでなくてもホースでも良いのでもう少し勢いのある水を描くと、動きが伝わる絵に仕上がります。
その際に注意点があります。3歳以上児クラスの場合はホースの水は上からかけて良いですが、3歳未満児クラスの場合は安全のためにホースは地面に置くか、低い位置で水遊びさせるのが良いでしょう。
また、最近は男女問わずラッシュガードのような物を着ている園児が多いので紫外線対策としてもラッシュガードを着せたり帽子を被らせるのも良いでしょう。
今回、水遊びのアイテムとしてホースを描きましたが、最近は保育園の遊びも進化しており、ホース以外にも様々な道具が想定されます。
例えば、芝生の水やり等でよく見られるスプリンクラーのような道具を使用している保育園もあります。
また、筒状の金属の棒に穴が開いており、そこにホースを繋ぐことで、筒状の棒の穴からポタポタと水が落ちるシャワーのような仕組みの道具を使用する保育園もあります。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりはないので問題ないですが、ホースから出る水の勢いをもう少し増す等し、全体的に一体感があり、動きのある構図にしたいです。
上記でお伝えしたように3歳以上児であればスプリンクラーのような道具を使用したり、3歳未満児であれば筒状の棒に穴を開けてホースを繋ぎ、穴からポタポタと落ちる水で水遊びする様子を構図に取り入れるのも良いでしょう。
年齢に応じた動作を取り入れる
今回異年齢を想定しましたが、上記でお伝えしたように全員が3歳以上児クラスであった場合、一つの遊びを全員で行い、全体に一体感が生まれるような動作が良いでしょう。
表情は生き生きと
上記で示したように寒そうにしている園児を描いてしまったのは反省点です。
水遊びについては、全員が楽しそうに遊んでいる様子を描く方が良いです。
表情については対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
この絵の場合、全員がほとんど同じ位置にいる特に気にする必要はないかと思います。
色塗りにバリエーションがあるか
背景含め、様々な色で着色できています。
上記でお伝えしたように男の子の園児もラッシュガードを着せると色にバリエーションが出ます。
塗り残しが無いか
塗り残しはないです。
まとめ
❍ 全員が3歳以上児クラスであった場合、一つのホースに全員が群がり、手を伸ばしたり、頭から水をかけてもらいに行ったり、ジャンプして喜んだり、互いに水を掛け合う等し、連合遊びや協同遊びを意識して絵を描きましょう。
❍全員が3歳未満児クラスであった場合、安全のためにホースは地面に置くか、下半身を中心に水を掛けている様子を描くのも良いです。
❍ 最近は保育園の水遊びも進化しており、 3歳以上児クラスであればスプリンクラーを使用したり、3歳未満児クラスであれば筒状の棒に穴を開けてホースを繋ぐことで穴からポタポタと落ちる水で遊ぶ様子を描くのも良いです。
❍紫外線対策のために男女関係なくラッシュガードを着せたり、帽子を被らせるようにしましょう。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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