準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「サーキット遊び」です。
こちらも過去問での出題がありません。
ある程度のホールの広さがある保育園だと、園児達がサーキット遊びをする姿は頻繁に見られます。
全身運動を取り入れる経験ができるため、毎日の日課にしている園もあるほどです。
また、サーキット遊びの場合、年齢に応じて使用可能なアイテムや道具の使い分けが必要です。
3歳未満児クラスの場合、トンネルをくくったり、小さい山をハイハイで超えたり、色の付いた丸型のクッションの上を渡る等の簡単な動作なら可能です。
3歳以上児クラスの場合、小さい跳び箱や低い鉄棒、一本橋を渡ることも可能になります。
あるいは、園庭でのサーキット運動でアスレチックの昇り降りを取り入れている園もあります。
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳未満児クラスを想定しました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:11分22秒
縁取り:12分39秒
色塗り:16分25秒
背景:4分34秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
今回は、サーキット遊びに使う道具を考えたり、構図を考えるのに時間が掛かりました。
滑り台を作ったり、はしごの線を描いたりしたため、縁取りも大幅に時間オーバーになってしまいました。
色塗りをダッシュで仕上げましたが、背景はほとんど時間を残せず、背景の色塗りがかなり雑になってしまったのは反省点です。
作品
今回「サーキット遊び」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児達がホールでサーキット遊びをしています。
手前に大きなブロックが階段状に積み上げられており、上段に滑り台が掛けられています。その滑り台を滑る女の子の園児と階段を登ろうとする男の子の園児がいます。後方では、床に置かれた梯子を渡る男の子の園児がおり、その園児に手を伸ばす女性の保育士がいます。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本に則り3歳未満児クラスを想定しました。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
滑り台の階段を登る園児、滑り台を滑る園児、梯子の上を歩く園児がいます。
保育士は梯子の園児の方に手を差し伸べているのは良いですが、上半身が短く、下半身が少し不自然です。
膝を付いて中腰になっている姿勢や座っている姿勢等はさまざまな場面で使えます。
また、階段を登る園児については横からの視点になるので上手く表現するのに苦戦し、時間がかかりました。
対策本を参考にし、様々な動きを描けるように練習されることをお勧めします。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は、梯子を渡る園児の方を見ています。
3歳未満児クラスなので滑り台の園児の方にも保育士の目が行き届いて欲しいです。
そう考えると、 はしごと滑り台を前後逆にし、保育士は滑り台の下で滑ってくる園児を見守りながら前のはしごの園児にも手を差し伸べるような構図だと保育士の目線を全体に行き届けることができます。
あるいは、3歳未満児クラスの場合、道具やアイテムは一つに絞るか、もっと簡単な物を描いた方が良いかもしれません。
ただし、例えば滑り台だけのアイテムに絞ってしまうと、「滑り台遊び」になってしまい、これではお題から外れてしまうため注意が必要です。
例えば、クッション素材の丸太や丸い踏み台を置き、ぐるっと1周している様子でも良いでしょう。
難しいですが3歳未満児クラスの場合は、保育士の目線はなるべく全員に向けておいた方が良いです。
様々なアイテムを描けるようにする
サーキット遊びで使われる道具やアイテムは多岐にわたります。
上記イラスト集以外にもグーグルの画像検索等を参考にされることをお勧めします。
また、高さを伴うアイテムについては、落下したときのことを考え、園児達に帽子を被らせたり、床にマットを敷いておくのも良いでしょう。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないので問題ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳未満児クラスが行うサーキット遊びの道具としては適切かと思います。
ただ、上記で示したように3歳未満児クラスの条件で滑り台を描く場合、保育士の目線は行き届いておいた方が良いです。
お題で示したように、3歳以上児クラスを想定する場合、簡単な跳び箱や低めの鉄棒、一本橋等を取り入れることも可能です。
その際、安全マット等を描くのを怠らないようにしましょう。
また、今回室内でのサーキット遊びを想定しましたが、屋外で遊具やアスレチックを使用してのサーキット遊びも可能です。
様々なアイテムを練習し、年齢に適した道具を取り入れることが必要です。
表情は生き生きと
真剣な表情で一本橋を渡る園児、楽しそうな表情で滑り台を滑る園児、階段を登る園児がいます。
表情については、対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
この構図の場合、一本橋を渡る園児を少し小さめに描ければベストです。
色塗りにバリエーションがあるか
階段や梯子の色分けもできており、全体的にカラフルな明るい印象を受けます。
ただ、カラフルにすると、その分時間も消費します。
色塗りがかなり雑になってしまったので、時間配分とのバランスを考えることも重要です。
塗り残しが無いか
塗り残しはないですが、丁寧に塗ることを心掛けたいです。
まとめ
❍ サーキット遊びを取り入れている園は多く、全身の様々な動きを取り入れることができるため、今後出題される可能性も十分ある。
❍ サーキット遊びと言うと、使用する道具やアイテムも多岐に渡り、年齢に応じた適切な物を使用する必要がある。
❍ 3歳未満児クラスの指定があった場合、トンネルをくくったり、小さい山をハイハイで超えたり、色の付いたクッション素材の丸形をした踏み台の上を渡る等の簡単な動作なら可能。
❍ 3歳以上児クラスの場合、小さい跳び箱や低い鉄棒、一本橋を渡ることも可能。
❍ 高さを伴うアイテムを使用する場合は、園児に帽子を被らせたり、床に安全マットを敷いておいた方が良い。
❍ 園庭でのサーキット運動でアスレチックの昇り降りを取り入れている園もある。
❍ どの程度のアイテムや道具を描くかは、事例や条件に指定がない限り、時間との兼ね合いで決めることをお勧めする。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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