準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「おしくらまんじゅう」です。
こちらも過去問での出題がありません。
おしくらまんじゅうとは、体を温める効果がある伝統的な遊びとして秋や冬に行われますが、以前お伝えしたようにお題の季節は受験時期に関係なく出題される可能性が高いため、前期試験受験の方も練習されることをお勧めします。
あまり人数が多すぎると押し合いができないので、3~4人程度で背中を向け合って腕を組みお尻や背中で押し合っている様子を描くと良いでしょう。
ちなみに平成28年後期の過去問で「3人の子どもが手を繋いで輪になっている」という条件が課せられていました。
私も過去問題のお題は一通り描いたのですが、このお題についてはまずどの視点から描くかに迷い、横向き、後ろ向きでありながら顔が隠れないように園児の全体像を描くことが非常に難しく感じました。
今回は背中を突き合わせて輪になるのですが、対策本で横向き、後ろ向き等様々な動きを描き練習をしていると、それほど難しい課題ではありません。
今回、私は過去問題で出題の多い、保育士1名、園児3名の設定にしました。
また、対策本の縮尺に則り3歳以上児クラスを想定しました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:7分06秒
縁取り:6分56秒
色塗り:17分34秒
背景:13分00秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
おしくらまんじゅうと言うと、最初から背中を向け合う構図が決まっているので、後は対策本で練習した通りに横向きの園児や後ろを振り返る保育士を描くのみだったので下描きにはそれほど時間がかかりませんでした。
その分、色塗りや背景には時間を残せたのですが、おしくらまんじゅうの季節を考慮すると、園児達を半袖にしたことや背景にアイスクリームやスイカを描いてしまったことは反省点です。
作品
今回「おしくらまんじゅう」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
女性の保育士1人と、保育園児3人が互いに腕を組み、おしくらまんじゅうをしています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本に則り3歳以上児を想定しましたが、実際は頭に対して身長をもう少し大きく描かなければなりません。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
全員が違った体の向きをしています。
保育士の足が短くなってしまったことは大きな反省点です。人物の全体が枠内に収まるように縮尺については下描きの段階で調整しなければなりません。
今回の「おしくらまんじゅう」と言うお題や過去問で出題された「園児が輪になって手を繋ぐ」と言ったお題が出題されると少し難しく感じるかもしれませんが、対策本で様々な動きを描けるように練習していればそれほど難しくは無いはずです。
どんなお題が出題されても対応できるように様々な身体の動きを練習されることをお勧めします。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は、後ろの園児を気にする様子が分かります。
できれば保育士は目線をもう少し下げ、園児達に合わせるとベストです。
また、おしくらまんじゅうは園児3人で行い、保育士は掛け声をかけている素振りを描くなどすれば、園児全体を見渡せます。
様々なアイテムを描けるようにする
今回、特にアイテムは無いのですが、地域によっては地面に丸を描き、枠内から出たら負けになるようなルールを決めて遊ぶこともあるようです。
床に円を描き、押されてドタバタしている様子を描くのも良いでしょう。
また、「おしくらまんじゅう」は秋や冬に行われることも多い遊びなので背景のアイスクリームやスイカは避け、描くとすれば雪だるま等にする方が良いです。
また、背景の左右にスペースがあるのでおもちゃ箱等何か描ければベストです。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないので問題ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
今回、おしくらまんじゅうをしている3歳以上児クラスとの指定があるので問題ないでしょう。
表情は生き生きと
様々な表情があるので特に問題ないと思いますが、折角なので押されている園児、押している園児の姿を描くとより生き生きとした様々な表情になります。
表情については、対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
ほとんど同じ場所で活動しているのでそれほど気にしなくても良いでしょう。
色塗りにバリエーションがあるか
全体的にカラフルで明るく仕上がっているので問題ないでしょう。
人物を際立たせるために床や背景は黄緑や黄色等の薄めの色が良いでしょう。
塗り残しが無いか
塗り残しはないです。
まとめ
❍「おしくらまんじゅう」は、秋や冬に行われる体を温めるための伝統的な遊びである。
❍ 地域によっては地面に丸を描き、枠内から出たら負けになるようなルールを決めて遊ぶこともある。
❍ 押している園児、押されて枠からはみ出そうになる園児、その園児を応援する保育士を描く等すれば生き生きとした様々な動きが描ける。
❍ 季節に合わせた服装や背景にし、遊びが行われる季節と合わるようにしましょう。
❍ 最近の出題傾向を見ると、輪になったり、手を繋いだり、様々な条件を課されることが多い。
❍ 出題予想に沿って練習を重ねることも重要であるが、どんな条件にも対応できるよう対策本等で人の様々な身体の動きを練習することをお勧めする。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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