準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題

今回は「内科検診」です。
こちらも過去問での出題がありません。
内科検診についてもほとんどの園で実施されています。
小さい園だと直接クリニック等に行き検診を受けることもありますが、今回は保育園での実施を想定しました。
登場人物については、保育士1名、医師1名、園児3名の合計で5名にし、園児のクラスについては3歳以上児クラスを想定しました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:10分17秒
縁取り:10分42秒
色塗り:17分37秒
背景:6分23秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
今回、合計で5名の人物を描かなければならなかったので下描きと縁取り、色塗りには時間が掛かりました。
以前のブログで合計で5名以上描かなければならないような出題があれば、なるべく時間短縮できる方法を考えた方が良いとお伝えしましたが、今回は時間内に仕上げることを第一に考え、検診を待つ園児2人はほとんど同じように椅子に座る様子を描きました。
色塗りについても同様に、普段より1名分多く人物を塗り分けないといけないので仕上がりを第一に考え急いで塗りましたが17分はかかってしまいました。
背景には6分半残すことができ、最低限の床と壁に加え、窓を描く程度の時間はありました。
作品
今回「内科検診」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。

医師が聴診器を使用し、保育園児の内科検診検診を行っています。医師の正面に男の子の園児が座って検診を受けており、その後ろで保育士が園児を支えています。後方には、女の子の園児と不安そうな表情をする男の子の園児がそれぞれ椅子に座って待っています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り3歳以上児クラスを想定しました。
以前のブログでもお伝えしたように3歳児クラスと5歳児クラスでは身長がかなり違います。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
今回は、お題で合計5名の人物を描くように設定しました。
余裕のある方は、様々な動きを描くことをお勧めしますが、5名の人物と言うと結構時間がないです。
自分の力量を把握していなければ、時間内に仕上げることができません。
私の場合、5名と言う指定があるときは自分の力量を考慮し、園児3名の内2名は同じような動きを描くことが多かったです。
一方、医師の上体は横向きに描いているのですが、腕が少し不自然です。
保育士については園児を後ろから支えている様子が分かります。
保育士の目線は園児の方へ
保育士の目線は医師の方へ向いています。
園児の脱いだ服を持つなり、園児が着ている服を上に上げるなりし、園児を補助し園児に目線を合わせるのが良いでしょう。
また、後ろの園児を気にする様子も良いでしょう。
様々なアイテムを描けるようにする
5名の人物指定があった場合、あまり沢山のアイテムを描いている時間はないので必要最低限の聴診器や椅子を描くくらいで留めておいても良いかと思います。
余裕のある方は医師用の机や記録用紙、容器に入った舌圧子を配置するのも良いでしょう。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりはないので問題ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上児クラスなので、後ろの園児については一人で椅子に座り、順番をじっと待つことも可能なので問題ないでしょう。
医師の前に座っている園児については足が床に着いていないので安全面の観点からも足を床に接地させる方が良いでしょう。
表情は生き生きと
笑っていたり少し不安そうな表情をしていたり色んな表情が描けています。
表情については対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
後ろの園児2人をやや小さめに描ければベストです。
色塗りにバリエーションがあるか
全体的にカラフルで明るく仕上がっているので問題ないでしょう。
医師の前に座る園児に服を描きそうになり、首に線ができてしまったのは反省点です。
以前にもお伝えしましたが、焦げ茶色などの濃い目の色で縁取りを行うと訂正は効かないので気を付けましょう。
塗り残しが無いか
塗り残しはないです。
まとめ
❍ 過去問で「お年寄り」がお題の条件に指定されたことがあるため、保育士や園児以外にも想定される人物や動物の絵は描けるようにしておくことをお勧めする。
❍ 条件に合計で5名の人物の指定があった場合のために、普段から時間内で5名の人物を描き上げる練習をし、自分の力量を知っておくべきである。
❍ 自分の力量に合わせて、アイテムの数や色塗りの丁寧さを調整されることをお勧めする。
❍「内科検診」の場合、アイテムとして聴診器以外に 医師用の机や記録用紙、容器に入った舌圧子等を描くのも良いでしょう。
❍ 保育士は、 園児の脱いだ服を持ったり、園児が着ている服を上に上げるなりし、園児を補助している様子が伝わるとより良くなる。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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