準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
運動会についてですが、こちらも過去問での出題がありません。
運動会と言うと秋のイメージですが、最近では春に運動会を行う園も多く、どちらの季節でも出題される可能性はあります。
運動会については3歳未満児と3歳以上児で可能になる競技の内容も変わってきます。
特に競技が指定されていない場合、年齢に応じた競技を考える必要があります。
今回、私は3歳未満児を想定しました。
3歳未満児が一人で競技を行うことはまだ難しいと考えられるため保護者を加え、保育士1名、園児2名、保護者1名の設定にしました。
保育士を女性にするなら保護者はお父さん、保育士を男性にするなら保護者をお母さんにした方が人物にバリエーションが出ます。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
絵を描く前に下記の2つの対策本を参考にしました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
こちらの絵本には、幼稚園児が運動会をする様子が描かれています。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:11分19秒
縁取り:8分39秒
色塗り:15分01秒
背景:10分01秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
「運動会」と言う課題をどのようなアイテムで表現するべきかについて迷ったため、下描きに時間がかかりました。
そのため、色塗りをささっと仕上げ背景にかける時間を残したつもりでしたが、旗を描くのに時間をかけてしまい、結局他の物を描く時間が無くなってしまいました。
作品
今回「運動会」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園の運動会の様子です。
女性の保育士がゴールの紐を持ち、男の子の保育園児とそのお父さんがリレーのコースを走り、ゴールの紐に向かって手を繋いで向かっています。
また、保育士の後ろでは彼らを応援する女の子の園児がいます。
枠内上部には、国旗の旗が吊るされています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
私の描いた絵は、3歳未満児クラスを想定し対策本通りの頭身を表現しましたが、2歳児クラスと指定された場合でも、この絵の園児の縮尺では等身が合っていないことがわかります。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の関連資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
走っている園児とお父さん、手を挙げて応援している園児、座ってゴールの紐を持っている保育士がいるので様々な身体の動きになっているかと思います。
保育士の目線は園児の方へ
保育士の目線が若干ずれており、赤い紐の方に目線が向いています。
お父さんについては、子どもの様子を気にしているのが分かります。
短時間で目線をきちんと園児に合わすのは難しいです。
対策本を参考にし、練習を重ねることをお勧めします。
様々なアイテムを描けるようにする
園児に帽子を被らせるのを忘れました。
外遊びや運動会の絵を描くときは安全や熱中症予防のために帽子を被らせる方が良いでしょう。
先生や保護者も同様に帽子を被らせる方がベターです。
今回は背景に旗を描きましたが、旗を描くなら国旗にはせずに三角でカラフルに彩ると時間短縮でき、他を丁寧に仕上げる時間も確保できます。
また、園児に鉢巻を巻いたりバトンを持たせるとより運動会らしくなります。
上記のイラスト集に運動会のアイテムのイラストがあるので参考にされることをお勧めします。
構図は人物の重なりを少なく
構図は特に問題ないでしょう。
年齢に応じた動作を取り入れる
今回は、3歳未満児クラスを想定しています。
2歳児クラスなら問題ないですが、1歳児クラスの場合、まだ歩くことしかできない園児も多いため、かけっこよりは玉入れやボール投げ等の競技に替える必要があります。
0歳児クラスの場合、ハイハイ競争でも良いでしょう。
0歳児クラスの縮尺については、下記参考資料をご確認ください。
表情は生き生きと
必死な表情で走っている園児がいたり、その園児を優しい表情で気にかけるお父さん、笑顔で応援している園児については生きた表情になっています。
先生については、必死に声援してる表情等、もう一工夫入れたいところです。
対策本にヒントが沢山あります。
遠近法に気を付ける
両手を挙げて応援している園児の顔の大きさが前を走る園児の顔より大きくなっています。
遠近法を付けることは難しいとしても後ろの園児が前の園児より大きくなることは避けたいところです。
時間内で適切に表現することは少し難しく感じますが、頭の大きさだけ決まれば後はそれぞれの年齢に応じた頭身を守ることで適切に表現できます。
色塗りにバリエーションがあるか
保育士のエプロンとズボンの色が良く似た色になってしまっています。
また、色塗りの線が目立ちます。
余裕のある方は丁寧に塗りましょう。
塗り残しが無いか
塗り残しは無いですが、もう少し丁寧に塗ることができればベストです。
まとめ
❍ 運動会に関するお題については、年齢に応じた種目を想定して描くことをお勧めする。
❍ 条件に柔軟に対応するために、対策本にて走っている動き、飛んでいる動き、ボール等を投げている動き等のさまざまな身体の動きを練習されることをお勧めする。
❍ 異年齢での出題や保護者の有り無し、運動会のあらゆる競技等、様々な場面を想定し対策をされることをお勧めする。
❍ 運動会などの外遊びをする際は、なるべく帽子を被らせるようにしましょう。
他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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