準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「登園」と「降園」です。
こちらも過去問での出題がありません。
「登園・降園」と言うと、保育園の玄関での様子や、バスの乗り降りの風景等が想像できます。
今回、保育士1名、保護者1名、園児3名の設定にし、「登園」と「降園」を想定した絵をそれぞれ描きました。
年齢については、登園については3歳未満児クラスの園児2名、3歳以上児クラスの園児1名とし、降園については3歳未満児クラスの園児1名、3歳以上児クラスの園児2名にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
また、こちらの絵本には園児が登園する様子が描かれているため、参考にされることをお勧めします。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
登園
下描き:10分35秒
縁取り:9分13秒
色塗り:18分42秒
背景:6分29秒
降園
下描き:11分43秒
縁取り:9分57秒
色塗り:17分19秒
背景:6分1秒
どちらの作品も人数が普段より1人多いため、下描きが目安時間のギリギリになりました。
縁取りは10分以内に終えることができましたが、背景はどちらの作品も6分しか残すことができず、塗り残しが発生してしまいました。
作品
今回、「登園・降園」と言うお題で私が描いた絵をご紹介します。
保育園への登園
保育園児が登園している様子を描いています。3歳未満児クラスの男の子は、母親との別れ際で悲しそうな表情をしています。母親はお辞儀をしながら園児の方を見ています。玄関先には保育士が座りながら膝に3歳未満児クラスの男の子の園児を1名を乗せ、登園して来た園児に手を挙げています。後方では、3歳以上児クラスの女の子の園児が教室の扉の向こうから手を振っています。
保育園からの降園
保育園児が降園している様子を描いています。3歳以上児クラスの男の子の園児は、保育園の玄関で他の園児に手を振っています。その園児の隣に母親がおり、保育士にお辞儀しています。保育士は3歳未満児クラスの園児を膝に乗せ、座りながら玄関の男の子の園児に手を振っています。後方では、3歳以上児クラスの女の子の園児が扉の向こうから手を振っています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳未満児クラスと3歳以上児クラスの園児を描きましたが、年齢が指定された場合、2通りの身長区分では少し大雑把な分類となってしまうため、園児の縮尺については下記参考資料を基に見直す必要があります。
1歳児クラス以上の年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、下記参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
園児の母親のお辞儀以外は全員が手を振る様子なのですが、保育士の膝に座っている園児や教室の扉から顔を出す園児がおり、配置は様々です。
近年の傾向から見ると、細かい条件が指定される可能性が高いので一口に「登園・降園」と言っても様々な動きを想定して練習することをお勧めします。
例えば、今のご時世なので多くの園で玄関先にてアルコール消毒や体温測定を行っている園が多いです。
下記の絵は、解答用紙の枠外に殴り描きした絵なので適当なのですが、具体的に表現してみると、このような登園の場面も想定できます。
その他に、靴を自分で脱ぎ着している様子や下駄箱に靴をしまう様子等も想像できます。
また、バスからの「登園・降園」の様子も想定できます。
私のように殴り描きでも良いので一度ささっと描いてみることをお勧めします。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は登園・降園する園児の方を見ています。
様々なアイテムを描けるようにする
登園・降園する際に下駄箱は描くことになるかと思いますが、練習していないと立体的に描くことが難しいです。私の場合、背景を描く際に意外にも下駄箱を描くのに時間が掛かりました。
その他のアイテムとして、3歳以上児クラスについては、保育園であっても制服がある園が多いので制服を着せるのも良いでしょう。
また、上記で示したように検温測定器やディスペンサー式のアルコール消毒器等も描く練習をしておくのも良いでしょう。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
特に問題ないです。
表情は生き生きと
母親との別れを寂しそうにする園児や笑顔で手を振り降園しようとしている園児の様子が描けています。
表情については対策本をご確認下さい。
遠近法に気を付ける
今回、教室の扉の向こうに女の子の園児を描いたのですが、他の園児より大きいです。
何歳児クラスで指定されるかに寄りますが、手前の園児と学年が同じ場合、後ろの園児を手前の園児より大きく描いてしまうことは避けなければなりません。
色塗りにバリエーションがあるか
特に問題ないかと思います。
塗り残しが無いか
時間が足りなかったため、扉の奥に塗り残しが発生してしまいました。
これは大きな減点になる可能性が高く、不合格になる可能性もあるかもしれません。
また、特に「降園」については扉の色塗りがかなり雑になってしまいました。
合計で5名描くとなると時間的にかなり厳しい状況になるため、以前にもお伝えした通り、自分の力量を知り、塗り残しを避けるために諦める部分は諦め、それなりに仕上げる必要があります。
背景にかける時間はやはり少なくとも7~8分は残しておきたいです。
まとめ
❍「登園・降園」と言うお題については、上記のように様々な場面が想像できるため、殴り書きでも良いので思いつく限り、練習することをお勧めする。
❍ 今回、背景に塗り残しが発生してしまったため、このような仕上がりにならないよう背景時間は最低でも7~8分は残し、塗り残しを避ける努力が必要である。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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