保育士試験を独学3ヶ月で合格は、本当!?
ネットで検索すると、保育士試験に一発合格した人のブログが沢山出てくるよ
「独学で3ヶ月で合格」なんて記事をよく見るけどそれって本当なの?
そういう時代があったのは確かだけど、保育士試験の難易度には歴史があるよ
保育士試験の難易度は、時代により上がったり下がったりと様々な歴史があります。
例えば、平成30年より前の試験では、全体的な難易度はそれほど高くなく、ある程度の勉強時間を確保できる人であれば「独学3ヶ月で合格」はあながち嘘ではありませんでした。
しかし、平成30年以降から令和3年頃までの試験は、特に社会福祉が市販のテキストや問題集ではどうにもカバーできないくらい難解な問題が多く、「独学3ヶ月で合格」どころか、合格科目の猶予期間である3年では合格は不可能だと感じる受験生が多くいたのが事実です。
一方、令和4年以降は、保育士試験の最難関科目である社会福祉の難易度が、どういう訳かかなり下がりました。
それなら、今後は再び「独学3ヶ月で合格」時代が到来するの!?
うーむ、これだけ受験年度によって難易度にバラツキがあると、今後いつまた難易度が上がるか判らないよ。そもそも急に難易度が下がった背景にどういう事情があるのか全く判らないからね。
保育士試験の難易度が今後もこのまま続くとは限りません。
これは憶測に過ぎませんが、令和4年度は、保育士の様々な不祥事がニュースになった社会的背景からも、今後再び難易度が上がる可能性もゼロではないと個人的には感じます。
また、社会福祉以外の科目も受験年度によって癖のある問題が出ることがあるため、どの科目も侮れないと思った方が良いです。
保育士試験は9科目あり、実技試験も2科目選択し、合格しなければなりません。
一発合格を狙うなら1科目の難易度に一喜一憂するのではなく、きちんと勉強期間を確保し、確実な合格を狙いに行った方が無難だと経験上感じます。
保育士試験の難易度は、TOEICテストで700点を取るよりも難しい!?
ところで、保育士試験の難易度はどの程度なの?
「資格の取り方」より資格難易度ランキングが掲載されているよ
参考資料:資格難易度普通偏差値ランキング一覧 – 資格の取り方 (shikaku-fan.net)
こちらのランキングは、様々な資格試験の中での保育士試験の客観的難易度の指標になりますが、保育士試験の資格偏差値は58となっています。
ちなみにTOEICテスト(700点の場合)は、資格偏差値57です。
なんと、保育士試験はTOEICテストで700点を取得するよりも資格偏差値が高かったのです。
ご存知のようにTOEICテストのスコアが700点以上の人は、大手企業でも就職に有利であったり、人事評価の対象とされる企業が多いような立派な資格です。
え!保育士試験の難易度ってTOEICテストでスコア700を取得するより難しいの?
こちらの資格偏差値は、決して一発合格者だけの偏差値を示している訳ではないよ
そもそも保育士試験の1回の試験当たりの合格率は20%程度になるように問題が作られているようです。
一般的に合格率が30%以下の資格試験と言うと、「合格率が低い資格試験」と言われています。
ただでさえ合格率が低い保育士試験ですが、合格科目は3年は持ち越せるため、この20%と言う合格率は一発合格者だけでなく、再受験者も含まれていることになります。
よって、保育士試験の一発合格率はこれより更に低いと言うことになります。
保育士試験は、なるべく一発合格を目指した方が良い理由
できるだけ一発合格を狙いたいけど、一発合格率ってどのくらいなの?
保育士試験の一発合格率は、およそ3~5%程度と言われているよ
そんなに難しいなら、何度か受験して合格を目指した方がいいよね?
それも一理ありだけど、保育士試験はなるべく一発で合格した方が良い理由があるよ
保育士試験の一発合格率については昔からおよそ3~5%と言われいます。
保育士試験に一発合格できる人は、ほんの一握りの人です。
しかしながら、一発合格率が低いからと言って、最初から科目を絞って勉強し、何度か受験することで合格を目指すことはあまりお勧めできません。
なぜなら、保育士試験は受験範囲が科目を超えて広範囲に重なり合っているからです。
また、保育士試験は厚生労働省等が公開している外部資料からの出題が多く、受験年度によって統計データ等の数値が異なるため、不合格科目があった場合に受験範囲の資料を一から収集し直し、それを記憶することは大変労力がかかる作業になります。
私はこうして保育士試験に一発合格した!
私が保育士試験を受験したのは令和3年前期だったため、社会福祉は過去最高難易度と言われた時代だったよ
育児中と言うこともあり、早めに勉強を始めようと思い、筆記試験の7ヶ月半前に勉強を開始しました。
当時の勉強道具は、市販のテキスト2冊とそれに付随する問題集1冊のみです。
その理由は、様々なテキストや問題集に手を付けるよりも、テキスト2冊と付随する問題集1冊を完璧にした方が確実に合格できるだろうと考えたためです。
勉強開始から3ヶ月は1日2~3時間勉強し、3ヶ月後には、確かにネットに書かれている通り、市販の教材のみでほとんどの科目は後一歩で合格できると言う感触はありました。
なぜなら、市販のテキストに付随する問題集は、2~3回解けば、ほとんどの問題が正解になったからです。
しかし、過去問題を解き始めてからは、一発合格率が低い理由がよくわかりました。
過去問題から良問が抜粋されたような問題集一冊だけを解き続けることは、どのような問題でも解けるような気分になる危うさがあることがわかりました。
また、過去問題を解く中で、社会福祉、教育原理、社会的養護については全然勉強時間が足りないことに気が付きました。
上記の3科目の過去問題を掘り下げると、市販のテキストのみでは合格を勝ち取れないことに気が付き、自分なりのテキストを作成したり、保育士試験特有の厚生労働省等が公開している外部資料を集め、万全の対策を行いました。
さらに、上記の3科目以外も受験年度によって癖のある問題が出題されることも多く、合格点にあと一歩及ばない科目が多数あり、同様に過去問題を掘り下げたり、外部資料集めを行いました。
こうして、私は保育士試験に一発合格したよ
筆記試験一発合格までの勉強時間
過去問題を解きながら自分の今の実力の無さに焦った私は、更なる勉強時間が必要と考えました。
まずは何と言っても 社会福祉、教育原理、社会的養護 。
上記の3科目に重点的に学習時間を費やし、他の科目についても追加で学習する必要があると考えました。
私の場合は下手をすれば3年間で資格を取得できないのではないかという恐怖心が私にエンジンを掛けさせ、一発合格に導いてくれました!
結論を言いますと、私の場合は、令和3年4月17日、18日の試験まで、7ヶ月半の勉強期間を費やしました。
小さな子供が居るので勉強時間は基本的に子供の就寝時間なので、勉強開始から3ヶ月間は、1日2~3時間、4ヶ月目以降は、1日4~5時間程度です。
また、最後の1ヶ月は子供を週2~3日、午前のみ保育園の一時保育に預けたため、週に2~3日は、1日6~7時間勉強しました。
よって、私の保育士試験の筆記試験一発合格までの総勉強時間は730~960時間と言うことになります。
えぇ!一発合格するにはそんなに勉強しなければならないの?
当ブログでは少しでも勉強時間を短縮できるようなヒントを紹介しているよ
※実技試験までの勉強時間については下記の参考資料をご確認下さい。
まとめ
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