【社会福祉で頻出】私のノート<相談援助>

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社会福祉

※「私のノート」については、あくまでも「私のノート」です。記載している内容については、勉強法や纏め方を参考にする程度に留めていただき、ご自身で各種法令や外部資料等で事実確認されることをお勧めします。

最初に 

近年、児童虐待の相談件数が急速に増加している背景等から、保育の現場において、相談援助(ソーシャルワーク)の重要性が高まっています。

そのような中、改正児童福祉法により、こども家庭福祉の現場にソーシャルワークの専門性を十分に身につけた人材を早期に輩出するため、令和6年度4月を目途に、こども家庭福祉の認定資格(こどもソーシャルワーカー)が導入されます。

こども家庭福祉の認定資格については、保育士も一定の実務経験を積むことで対象者となります。

また、保育所保育指針にも示されている通り、保育士は在園児を擁護及び教育するだけでなく、保護者に対する子育て支援を行うことも重要な役割です。

以上より、保育士試験においても相談援助についての出題頻度は高いです。

ここでは、過去問題に出題された内容を基に纏めています。

参考資料:相談援助の実務経験の範囲について 厚労省

参考資料:こども家庭福祉の認定資格 厚労省

相談援助技術

ぽにょ
ぽにょ

相談援助技術には、直接援助と間接援助、関連援助などがあるよ

・パールマンはケースワークの構成要素を4つのP(「人 Person」、「過程 Process」、「場所 Place」、「問題 Problem」)で示し、後に、2つのP(「専門職 Proffecional Person」、「制度 Provisions」)で示した。
→令和5年前期、令和4年前期、令和3年前期・後期、令和元年後期の社会福祉で出題。※計画(Plan)は、含まれません。また、「4つのP」に対して問われることが多いです。

・「保育所保育指針解説」では、保育士等は援助の内容によって、ソーシャルワークやカウンセリング等の知識や技術を援用することが有効であるとされている。
→令和4年前期の社会福祉で出題。

・ケースワークの源流は、イギリスにおけるチャルマーズの隣友運動とロンドンの慈善組織協会の活動である。
→令和元年後期の社会福祉で出題。

・セツルメント活動は、シカゴのアダムズの設立したハル・ハウス、さらにはロンドンのバーネット夫妻によるトインビーホールを拠点として展開された。
→令和元年後期、令和3年神奈川県の社会福祉で出題。

・リッチモンドは、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している。
→令和5年前期の社会福祉で出題。

・生活モデルを生み出したのは、ジャーメインとギッターマン。
→令和4年前期の社会福祉で出題。

・生活モデルには、エコロジカル(生態学)アプローチが含まれている。
→平成30年前期の社会福祉で出題。

・生活モデルは、生活全体の中で問題をとらえ、人と環境の相互作用に焦点を当てることを特徴とする。
→平成30年前期の社会福祉で出題。

・生活モデルでは、利用者のニーズを充足するために既存の社会資源を活用するだけでなく、利用者を取り巻く環境への適応力を強める援助をも行う。
→平成30年前期の社会福祉で出題。

・国際ソーシャルワーカー連盟によるソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義(2014年)において、「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進 する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会主義、人権、集団的責任、および多様性尊重の 諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。
→令和3年後期の社会福祉で出題。

・アメリカの社会福祉学者であるバートレットは医療ソーシャルワークを発展させた人物で、主な著書に「社会福祉実践の共通基盤」がある。

直接援助

直接援助は、ケースワーク(個別援助)、グループワーク(集団援助)があります。

ケースワーク(個別援助)

・ケースワークの源流は、イギリスにおけるチャルマーズの隣友運動とロンドンの慈善組織協会の活動。
→令和元年後期の社会福祉で出題。

・チャルマーズは、教区を区分けしてボランティアで貧困家庭へ訪問活動を行う隣友運動を実践し、その活動が慈善組織協会の活動に受け継がれている。

・ケースワークは、個人や家庭の生活課題の解決・緩和に向けて当事者の主体性を重視して支援していく援助技術。

・アメリカのメアリーリッチモンド(ケースワークの母)はケースワークを理論的に体系化し、「社会診断論」、「ソーシャルワークとは何か」など多くの著書を出版した。
→令和元年後期の社会福祉で出題。

・ケースワークの原則として、バイスティックの7原則がある(個別化、意図的な感情表出、統制された情緒関与、受容、非審判的態度、自己決定、秘密保持)。
※各原則の内容をテキスト等で要確認。
→令和5年前期、令和3年後期、令和2年後期、平成30年後期の社会福祉で出題。

グループワーク(集団援助)

・グループワークは、意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また、個人、集団、地域社会の問題により効果的に対処しうるよう、人々を援助するものである(コノプカのグループワークの定義)。
→令和5年前期、令和4年前期の社会福祉で出題。

・集団援助技術に不可欠な要素は、ソーシャルワーカー、2人以上のメンバー、メンバー同士の仲間関係、グループの問題解決に必要な社会資源、プログラムの5つ。

・集団であってもメンバー一人一人の問題を個別化して考える。

・集団援助技術は児童の集団にも適用できる。

・グループワークは、G.コイルによって、理論化・体系化され、グループワークの母と言われている。

・シュワルツは、グループワーク理論モデルの「相互作用モデル」を構築。波長合わせを提唱。

・コノプカは、グループワークの14の基本原則を提唱。

・グループワークの過程は、準備期、開始期、作業期、終結期、の4つの過程で構成される。
→令和5年前期、令和3年前期の社会福祉で出題。

・準備期は、グループワークを始める前に、活動の目的を明確にしたり、計画等の準備を行う段階であり、波長合わせが行われる。

・開始期は、グループワークを始める段階であり、利用者がグループに溶け込むために援助者は利用者同士の接触、交流を積極的にうながす働きかけをし、相互作用を活性化していく時期である。

・作業期とは、グループの主体的な展開を重視し、利用者と少し距離を保ちながら側面的に援助していく時期である。

・終結期とは、グループワークを通じて、メンバーの学びや獲得したことを評価し、それをふまえ
て今後のメンバー自身の興味、関心、課題などを明確化する段階である。

・グループワークは、集団と個人双方に働きかける援助方法であり、個別化の原則も重要である。

間接援助

間接援助は、コミュニティワーク(地域援助)、ソーシャルアクション(社会活動法)、ソーシャルプランニング(社会福祉計画法)、ソーシャルワークリサーチ(社会福祉調査法)、ソーシャルアドミニストレーション(社会福祉運営管理)がある。

※ここで取り上げていない、ソーシャルプランニング(社会福祉計画法)についてもテキスト等で要確認。

コミュニティワーク(地域援助)

・コミュニティワークは、地域社会に共通する福祉ニーズや課題の解決を図るために、住民組織や専門機関などの活動を支援する援助技術である。
→令和5年前期、令和3年後期の社会福祉で出題。

ソーシャルアクション(社会活動法)

・ソーシャルアクションとは、行政や議会などに個人や集団、地域住民の福祉ニーズに適合するような社会福祉制度やサービスの改善、整備、創設等を促す方法である。
→令和5年前期、令和4年後期、令和元年後期の社会福祉で出題。

ソーシャルワークリサーチ(社会福祉調査法)

・社会福祉調査法は、社会福祉に関する実態(福祉ニーズや問題の把握)、社会福祉サービスや政策の評価、個別ケースにおける支援の効果測定などを目的とする調査の総称である。
→令和4年後期の社会福祉で出題。

ソーシャルアドミニストレーション(社会福祉運営管理 or 組織運営管理)

・ソーシャルアドミニストレーションについては、カタカナ表記と漢字表記を結びつける問題が令和4年後期の社会福祉で出題されています。

関連援助

関連援助は、スーパービジョン、カウンセリング、コンサルテーション、ケアマネジメント、ネットワーキングがある。

スーパービジョン

・スーパービジョンとは、指導者であるスーパーバイザーから、指導を受けるスーパーバイジーに行う専門職を養成する過程である。
→令和4年後期、令和3年後期の社会福祉で出題。

・スーパービジョンの主な機能には、「教育的機能」と「支持的機能」と「管理的機能」がある。
→令和元年後期の社会福祉で出題。

カウンセリング

・面接の際に言語的手段を用いて、利用者の心理的な問題解決を図る手法をカウンセリングという。
→令和3年神奈川県の社会福祉で出題。

コンサルテーション

・コンサルテーションとは、支援において他領域の専門的知識や技術を要するときに、他の専門職から助言を受けることである。

・援助者が、ある特定の専門的領域の専門職から助言、指導を受けて自らの技術の改善に役立てることをコンサルテーションという。
→令和3年神奈川県の社会福祉で出題。

・コンサルテーションとは、異なる専門性をもつ複数の専門職者が、特定の問題について検討し、よりよい援助のあり方について話し合う過程をいう。
→令和3年後期の社会福祉で出題。

ケアマネジメント(調整機能)

・複合的な問題を抱える利用者の生活上のニーズを充足させるため、適切な社会資源と利用者を結びつけ調整する技法である。
→令和4年後期の社会福祉で出題。

・ケアマネジメントとは、支援の開始にあたり、支援計画に基づいて、利用者が公的な社会資源やボランティア等の民間サービスを統合的に利用できるように仲介していくことである。
→令和3年前期の社会福祉で出題。

・ケアマネジメントとは、生活問題を抱えている人に対し、効果的・継続的に必要なサービスを組み合わせて援助していくことである。
→令和元年後期の社会福祉で出題。

・ケアプラン策定において目標設定を行う場合、利用者の意向を勘案する。
→平成30年後期の社会福祉で出題。

・把握したニーズを充足させるため、地域にあるフォーマルな福祉サービスを活用するだけでなく、 インフォーマルなサポートも含めて総合的に検討することが求められる。
→平成30年後期の社会福祉で出題。

・ケアプランの実施によって問題がどの程度解決したのかを評価する場合、ワーカーは利用者とともに支援の成果を振り返る。
→平成30年後期の社会福祉で出題。

ネットワーキング(相互連携)

・ネットワーク(ネットワーキング)とは、サービスを必要とする人が、地域の社会資源を活用するために有効な組織化を推進していく方法である。
→令和4年後期、令和元年後期の社会福祉で出題。

相談援助過程

相談援助過程について、社会福祉の分野で頻出です。

・インテーク(受理面接)→アセスメント(事前評価)→プランニング(援助計画)→インターベーション(介入)→モニタリング(観察・把握)→エバリュエーション(事後評価)→ターミネーション(終結)。
→令和4年前期・後期、令和3年前期・後期、令和2年後期、令和元年後期、平成30年後期の社会福祉で出題。

※各過程の内容は、テキストで要確認。

アセスメント

アセスメントについて、令和3年後期、平成31年前期の社会福祉で以下のような出題がありました。

・アセスメントにおいて、利用者が利用できる社会資源の評価が必要である。

・アセスメントにおいて必要な情報として、利用者の社会的状況があげられる。

・アセスメントにおいて必要な情報として、利用者の心理・情緒的状況があげられる。

・アセスメントにおいて、家族関係の把握や近隣住民の人間関係の把握を行う必要がある。

・アセスメントでは、ケース全体を可視化するために、ジェノグラムやエコマップなどのマッピング技法が用いられることがある。

相談援助の原理・原則

相談援助の原理・原則について、令和4年後期、令和3年前期、平成30年前期の社会福祉で出題されています。

・受容とは、利用者をあるがままに受け入れることである。

・個別化とは、一人一人の利用者を個人としてとらえることである。

・非審判的態度とは、利用者を一方的に非難しないことである。

・利用者の自己決定の尊重とは、利用者は自己決定権を有しており、支援者は利用者の自己決定を侵害してはいけないことである。

・相談援助は、密室の相談室でのみ行われるものではない。

・相談援助は、心理療法を行うカウンセリングと混同されてはならないが、カウンセリングは相談援助の一環として活用されることがある。

ケースの発見

相談援助の展開過程の「ケースの発見」に関する内容です。

・相談援助の展開過程の中の「ケースの発見」の契機は、直接の来談、電話での受付、メールによる相談、訪問相談等、様々である。
→令和4年後期、令和2年後期の社会福祉で出題。

・利用者の能力や態度が相談援助の展開過程を左右することはある。
→令和4年後期、令和2年後期の社会福祉で出題。

・接近困難な利用者が地域にいる場合も、援助者は積極的に利用者のいる場所に出向き働きかける。
→令和4年後期、令和2年後期の社会福祉で出題。

・地域の関係機関等と日頃から連携を強め、ケースの早期発見に努めることは必要である。
→令和4年後期、令和2年後期、平成31年前期の社会福祉で出題。

・利用者と援助者との好ましい信頼関係を構築することは重要なテーマである。
→令和4年後期、令和2年後期の社会福祉で出題。

・潜在的なニーズが多くある場合、相談援助者はケースの発見に積極的にならなければならない。
→平成31年前期の社会福祉で出題。

・ボランティア団体が運営する居場所づくりの拠点において、そこに参加する地域住民の見守りをすることは、ケースの発見に結びつく。
→平成31年前期の社会福祉で出題。

相談援助におけるアプローチ

ぽにょ
ぽにょ

相談援助にはクライアントの問題解決に向けた様々なアプローチがあるよ。ここ最近の出題は少ない傾向にあるけれど、ときどき出題されているよ。

心理社会的アプローチ

・治療モデル(医学モデル)を基として、診断主義の流れを汲むアプローチでホリスが構築した理論が心理社会的アプローチ。
→令和4年前期、令和2年後期の社会福祉で出題。

・治療モデルとは、病気や障害といった本人の状態に生活問題の原因があると考える。クライアントを患者と見立てて、病気を治療することに焦点を当てて、どのような問題が起こっているか、原因は何かと追及し、問題解決をしていくこと。

・診断主義とは、個人のもつ問題は社会環境よりも個々の精神世界にあるというフロイトの精神分析を取り入れた医学モデルで、調査→診断→治療という過程を重視する。

・個人と社会の繋がりを示す「状況(環境)の中の人」という概念を中心として、クライエントの環境面と心理面の関連性から働きかけていくアプローチ。

機能的アプローチ

・利用者の潜在的可能性を前提に社会的機能を高めることで問題解決を図るアプローチ。
→令和2年後期の社会福祉で出題。

・タフトやロビンソンらにより提唱された。

・クライエントのニーズを援助機関の機能との関係で明確化し、その機能を個別化して提供することに焦点を当てる。

・クライエントが潜在的可能性を持つという考えのもと、自分の「意志」の力によって主体的に解決できるようにするもの。

・診断主義のような「治療」を行うわけではなく、クライエント自身の意志で解決できるように必要な「援助」を行う。具体的には、クライエントのニーズを援助機関の機能との関係で明らかにして、機能を個別化し、問題を解決できるような環境を提供する。

問題解決アプローチ

・問題解決アプローチとは、パールマンの提唱によるもので、心理社会的アプローチと機能的アプローチを折衷したもの。

・相談援助の過程で、援助者が利用者自身の問題解決能力(ワーカビリティ)を含めた診断を行いつつ、利用者自身の機能する力を支持、補足、強化するアプローチ。

・クライエントが本来持っているワーカビリティを重視し、クライエントが抱える問題を分解し、解決できる部分を見出す。

課題中心アプローチ

・短期間での問題解決を目指して、計画的に援助を行う方法。

・リードとエプスタインによって研究・開発された。

・原因を追究したり過去の出来事を振り返ったりせず、「いま」「ここ」に焦点を当てる。クライエントが今困っていることや自分が自覚している課題に焦点を当てて、達成できる目標を設定し、解決に向けて取り組む。
→令和2年後期の社会福祉で出題。

・クライエントが課題を自覚しているからこそ、決められた期間で問題解決を目指すことができる。

エンパワメントアプローチ

・エンパワメントアプローチは、ソロモンが提唱した。

・社会的に無力状態に置かれている利用者の潜在的能力に気づき対処することで問題解決することを目的としたアプローチ。
→令和2年後期の社会福祉で出題。

・社会的に本来持っている力を剥奪され抑圧されているクライエントが、その自分の置かれた抑圧状態を認識し、潜在的能力に気づいて能力を高め、問題解決をはかる方法。

行動変容アプローチ

・行動変容アプローチは、トーマスが提唱した。

・学習理論に基づいており、条件反応の消去・強化による特定の問題行動の変容を働きかける。

ナラティブアプローチ

・ナラティブとは物語という意味で、クライエントに自身の体験を物語として語っていき解決につなげる長期的なアプローチ。

・ホワイトとエプストンが提唱した。

・クライエントが抱いている否定的なストーリーを書き換えることで問題解決を図る。

解決思考アプローチ

・解決志向アプローチは、バーグやシェザーにより提唱された。

・クライエントが抱く解決状態のイメージに焦点を当て、原因は追究することなく解決に向かって短期的に目標を達成するアプローチ。

・心理臨床の短期療法の影響を受け、目標達成を目指すアプローチ。

危機介入アプローチ

・利用者の心理的危機への早期の介入により、社会的機能の回復、心理的危機の回避を行うことを目的とするアプローチ。

・危機介入アプローチは、ラポポートやキャプランが提唱した。

エコロジカルアプローチ

・ジャーメインとギッターマンは、利用者の適応能力の向上と 利用者を取り巻く環境の改善を行い、生活の変容を試みるエコロジカルアプローチを体系化した。

・利用者の適応能力の向上と 利用者を取り巻く環境の改善を行い、「人と環境」の相互作用に着目して、生活の変容を試みる。

その他の相談援助

相談援助には、冒頭で挙げたアプローチ以外にも、以下のようなさまざまな支援方法があります。

アウトリーチ

・アウトリーチとは、支援の必要な状況であるにもかかわらず、それを認識していない、あるいは支援につながっていない利用者に対して、支援者から援助につなげるための働きかけを行うことである。
→令和4年前期、令和3年前期の社会福祉で出題。

ソーシャルアクション

・ソーシャルアクションとは、福祉ニーズの充足のために、社会環境の改善や制度等の創設・改善等を目指して、市民・組織・行政等に働きかける技法である。
→令和4年後期、令和3年前期の社会福祉、令和3年神奈川県の社会福祉で出題。

エンパワメント

・エンパワメントとは、当事者自身が力を得て、自らの力で問題を解決していけるように側面的に支援することを意味している。
→令和4年後期、令和5年前期の社会福祉で出題。

ストリングス

クライアントの強み(ストリングス)に着目し、支援する方法があり、平成31年前期、平成30年前期の社会福祉で出題されています。

・利用者の生活経験やそれによって得た知識は、その人の身に着けた能力の一部であり、ストレングスとして評価する。

・利用者の日常生活動作の自立度や認知的能力は、ストレングスとして評価する。

・利用者の近隣住民同士の助け合いは、ストレングスとして評価する。

・ストリングスにおける利用者を捉える視点として、特技や将来の夢、今頼れる人、有する能力がある。

チームアプローチ

・チームアプローチとは、専門職でチームを形成し目標に向かって、チームの強みを意識し、意図的に活用して支援することをいう。
→令和4年後期の社会福祉で出題。

アドボカシー

・十分に意思表示できない社会的弱者に代わって、その想いを代弁することで実現し、支援することを意味する。
→令和4年前期の社会福祉で出題。

ケアカンファレンス

・ケアカンファレンスとは、支援に関する情報を共有し、組織的な支援計画を作成するための会議への参画及び会議を運営することである。
→令和3年前期の社会福祉で出題。

令和4年前期の社会福祉において、ケアカンファレンスを開催するにあたって留意すべき点について以下のようなの出題がありました。

・事実確認として、いつ、どこで、誰が、誰に、何を、どの程度、どの頻度で起きているのか、問題の発生状況の事実と関係者の推察を区別し、正確に状況を確認する。

・状況を悪化させていることに関連のある否定的な事柄の有無を確認する。

・良好な事柄として利用者の資質、家族の資質、関係者の協力、問題解決の実績について確認する。

・利用者の特徴、家族の特徴、問題が発生している場面での交流・対処パターンを理解し、数年後の利用者と家族の生活まで想定して、支援目標を検討していく。


実技試験対策について掲載中です。以下ご参照下さい。

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ブログ管理人
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理系の4年制大学を卒業するもリーマンショック時の就活、育休中の2度の転勤、コロナ禍到来により、今後の働き方を見直すきっかけに。そんな中、令和3年前期に年齢にも経済危機にも負けない資格、保育士国家資格に一発合格。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら一発合格のノウハウや育児に役立つ情報を公開。

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