準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
プール遊びについてはまだ過去問での出題がありません。
近年の傾向から見ても単純に年齢と「プール遊び」と言う課題だけが与えられる可能性は低いので、園児の様々な身体の動きやプール遊びに必要なアイテムを描ける必要があります。
今回私が描いた絵の園児の身長については、対策本に則り3歳以上児を想定しましたが、3歳児クラスと5歳児クラスでは身長が全然違います。
また、今後異年齢での条件が課せられたときのことを考え、こちらの資料を参考に体の大きさを描かれることをお勧めします。
人数については近年の過去問で頻出の保育士1名、3歳以上児クラスの園児を3名以上の設定にしました。
参考資料
下記掲載の対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
また、こちらの絵本には幼稚園児がプール遊びをする様子が描かれています。参考にされることをお勧めします。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:10分40秒
縁取り:8分51秒
色塗り:15分15秒
背景:10分14秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
園児3名以上と言われると、なるべく沢山の園児を描き、加点を狙いたくなりますが、とにかく時間がありません。
また、ジョウロやビート板等の何らかのアイテムを描く場合は、3名より多い人数を描いたところでごちゃごちゃしてきそうなのが目に見えるので私は3名以上は描きませんでした。
下描きに少し時間がかかった分、縁取りや色塗りを短めで終わらせ、背景には10分残すことができました。
作品
今回、「プール遊び」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育士1名と3名の保育園児がプール遊びをしています。
手前にジョウロを持ち水を出す女の子の園児と、その水に手を伸ばす男の子の園児がどちらも座って遊んでいます。
その後ろにビート板を持って泳ぐ男の子の園児と、その園児のビート板を持ち園児の泳ぎをサポートする女性の保育士がいます。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記10ヶ条を元に一つ一つ見ていきます。
年齢に応じた身体の大きさを描く
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
ジョウロから水を出す園児、その水で遊ぶ園児、ビート板で泳ぐ園児がいます。
保育士はなるべく後ろに配置したいのでこの構図で描く場合は特に問題ないでしょう。
保育士の目線は園児の方へ
保育士の目線は若干ビート版に寄り気味になってしまいました。
難しいですが、園児の方に目線を合わせるのが良いでしょう。
また、プール遊びは様々な危険が伴うので、保育士は1人の園児に構っているよりは全員を見渡せるようなポジションに配置し、3人の園児も同じような遊びをさせる方が良いかもしれません。
様々なアイテムを描けるようにする
様々なアイテムについては、ビート版とジョウロがあるので大丈夫でしょう。
しかし、ジョウロは角度を傾けていないのに水が出ていることは不自然です。
女の子のラッシュガードについては、真ん中に線を一本入れるだけでラッシュガードらしくなります。
さて、近年の造形の傾向として、様々な細かい条件が課せられています。
私が描いた絵のようにジョウロを用いて遊ばせるのも良いですが、ペットボトルや牛乳パック等の手作りおもちゃを用いての水遊びは評価が高いかもしれません。
また、バケツをひっくり返したり水鉄砲で遊んだりするのも動きがあり良いでしょう。
あるいは、プールに大型の滑り台を置き、園児が滑っている様子や先生が滑り台の上にバケツで水をかけているような絵も描けるかもしれません。
構図は人物の重なりを少なく
構図については人物の重なりがないので問題ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
4~5歳児が条件として与えられている場合、年齢に応じた動作を取り入れるとすれば全員で同じ遊びをしている方が評価が高いかもしれません。
そう言う意味ではユーキャンの対策本に個々の園児が様々なアイテムを持ちつつも、全員で一つのプール遊びをしている絵があるのでそちらを参考にしていただくことをお勧めします。
表情は生き生きと
表情については女の子やビート板の少年については生き生きとしていますが、残り2人についてはもう少し目を大きく見開く等、もう一工夫必要です。
詳細は対策本を参考にして下さい。
遠近法に気を付ける
この絵は遠近法は使えていないですが、もし遠近法を取り入れるならこのくらい前後の距離が近いと不自然にならない程度につけることが必要です。
色塗りにバリエーションがあるか
特に問題ないのですが、最近は男女や年齢を問わずラッシュガードのような物を着ている人が圧倒的に多いので男女差を無くすためや色のバリエーションを持たすためにも上半身も水着を着せた方が良いかもしれません。
塗り残しが無いか
塗り残しについては問題ないです。
まとめ
❍ プール遊びについては年齢に応じ、安全に気を付けるような配慮も必要なため、保育士は一人の園児に構っているよりも全員が見渡せるように同じような遊びをさせる方が良いかもしれない。
❍ プール遊びのアイテムとしては、ペットボトルや牛乳パック等の手作りおもちゃを用いての水遊びは評価が高いかもしれない。
❍ 最近は男女や年齢を問わずラッシュガードのような物を着ている人が圧倒的に多いため、男女差を無くすためや色のバリエーションを持たすためにも上半身も水着を着せた方が良い。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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