準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「ブロック遊び」です。
こちらも過去問での出題がありません。
ブロックと言うと、形、色、大きさ、素材など様々な物があり、幼児期の幅広い年齢で知育玩具として楽しむことができます。
また、ブロックを繋げたり、並べたりすることで様々な形を作り出すことができ、創造力や忍耐力、集中力が育まれるため多くの園で取り入れられています。
3歳未満児クラスの場合、誤飲の心配のない少し大きめで取り外しし易いようなブロックを用いると良いでしょう。
3歳以上児クラスの場合、レゴ等の小さめでより複雑な形も作れるようなブロックを使用する姿を描くと良いでしょう。
また、年齢を問わず遊べるのが巨大なブロックですが、積み上げるなどし、全身運動が可能になるため、今回私も巨大ブロックを想定して作品を仕上げました。
今回、過去問で頻出の保育士1名、園児3名の設定にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
登園
下描き:14分13秒
縁取り:10分33秒
色塗り:14分24秒
背景:5分50秒
下描きについてですが、ブロックを跨いで上に座る姿や横向き加減で園児の肩を持つ姿、後方で膝をつきながらブロックを押す園児の真横から見た姿など、あまり描きなれない園児の動きを作品に取り入れたため目安時間が大幅に時間オーバーとなっていましました。
しかし、縁取りを10分半で終わらせることができ、色塗りも15分以内に仕上げたことで、背景に6分弱は残すことができました。
注意しなければならないのが、ブロックは大きめの物を描いても、一つ一つのブロックの色を塗り分けないといけないためかなり時間を取られます。
したがって、人物の複雑な動きなどは絵を描き慣れている人は良いのですが、私のように下描きに時間が掛かってしまうレベルの人は単純な動きにした方が無難です。
作品
今回、「ブロック遊び」と言うお題で私が描いた絵をご紹介します。
保育園児が大型のブロックを使用して遊んでいます。大型のブロックは縦に3つ繋がれ、そのブロックの上に手前から男の子の園児が座り、拳を上に上げて楽しそうにしています。その後ろに女の子の園児が座り、前の男の子の園児の肩を持ち電車ごっこのような遊びをしています。後方では、男の子の園児が1つの大型のブロックを押しながら運んでいます。保育士は手前の園児達の隣に座り、後方の園児の方を見て手招きしています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳未満児クラスの園児を描きましたが、年齢が指定された場合、1歳児クラスと2歳児クラスを比べても身長が全然違います。
園児の縮尺については下記参考資料を基に見直す必要があります。
1歳児クラス以上の年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、下記参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
ブロックを跨いで上に座り、拳を上に上げる園児、その園児の後ろで前の園児の肩を持ち電車ごっこのような遊びをする姿があります。
また、枠内後方では、膝をつきながらブロックを押して運ぼうとする園児の横から見た姿があります。
今回、3歳未満児クラスを想定しましたが、3歳以上児クラスでの指定があった場合、全員で協力して家を作る等し、協同遊びを取り入れるのが良いでしょう。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は電車ごっこの園児達の隣にいますが、後方の園児を気にかけ手招きしています。
このような配置での目線でも良いのですが、やはり保育士は1番後ろにし、園児全体を見渡せるポジションが良いでしょう。
後ろに配置した保育士は、ブロックを押す園児を前の園児達の方に誘導している様子が分かるような構図が描ければベストです。
様々なアイテムを描けるようにする
今回は、ブロックが1番中心的なアイテムになります。
ブロックと一口に言っても、形、色、大きさ、素材など様々な物がありますが、試験条件に年齢が指定されるため、年齢に応じたブロックを選ばなければなりません。
ここで、年齢に応じたブロックとは如何なるものか、各年齢ごとに適切に遊べそうで、且つ描きやすそうなブロックを纏めました。
1歳児 ブロックラボ
2歳児 井桁の形をしたニューブロック
3歳児 マグフォーマー
4~5歳児 レゴ
また、年齢を問わず遊べるブロックとして、少し大きめのブロック等があります。
ちなみに、今回私が描いた作品のような、ここまで大きいブロックは調べた限り見つかりませんでした。
積み木であれば、ここまで大きい物も存在するのですが、今回は積み木ではなくブロックです。
上の作品のブロックもブロックの形はしているのですが、やはりブロックとブロックを繋げてこそブロック遊びと言えるのではないかと思い、今回の作品は並べているだけに見えるのでNG例として参考にして下さい。
ちなみに私が巨大ブロックを描こうとした理由は、一つ一つのブロックの描き分けと色の塗り分けによる時間ロスを減らすためでした。
巨大ブロックと言っても積み木と違い、幼児の力でブロックを繋げようとするには限度があるので、巨大ブロックを描く場合は大人の足の幅程度に留めておきましょう。
参考資料:【1歳・2歳・3歳・4歳】年齢に合ったブロックとは?
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
特に問題ないです。
表情は生き生きと
全員が笑顔で楽しそうな様子が描けています。
表情については対策本をご確認下さい。
遠近法に気を付ける
後ろの園児を少し小さく描けたらベストなのですが、そこまでの余裕がありませんでした。
遠近法についても対策本に掲載されているのでご参照ください。
色塗りにバリエーションがあるか
特に問題ないかと思います。
塗り残しが無いか
塗り残しはありません。
まとめ
❍「ブロック遊び」と言うお題については、年齢に適したブロックを選ぶ必要がある。
❍ 3歳以上児クラスの場合は協同遊びを意識したブロック遊びを取り入れる必要がある。
❍ ブロックは積み木と違い、一つ一つを繋げてこそブロック遊びとなるため、上記作品はNG例として参考にし、あまり複雑なブロックを描くことは時間ロスになるため気を付けるべきである。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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