準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「動物の世話」です。
動物に関する出題と言えば、平成26年の再試験で「動物園への遠足」というお題がありました。
今回は、遠足ではなく保育園内での動物の世話を想定しました。
保育園で飼育のイメージはあまりないかもしれませんが、ウサギや金魚を飼育している園もあり、抱っこをしたり餌をあげる姿も見られます。
よって、ここでもまた様々なアイテムとして、動物を描けるように練習する必要があります。
今回は、保育士1名、3歳以上児クラスの園児3名、動物1匹以上の設定にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
また、こちらの絵本には遠足でふれあい動物園へ行き、園児がウサギを抱っこしている姿が描かれています。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:12分55秒
縁取り:8分36秒
色塗り:16分43秒
背景:6分46秒
保育士や園児の他に動物を描かなければならなかったため、下描きには時間が掛かりましたが、縁取りを短時間で終わらせ、色塗りや背景にはある程度の時間を残すことができました。
作品
今回、「動物の世話」と言うお題で私が描いた絵をご紹介します。
3人の園児が動物の世話をしています。真ん中の女の子の園児は、膝にウサギを乗せており、向かって右の男の子の園児はウサギに人参をあげています。向かって左の男の子の園児はウサギの糞をほうきで掃いています。保育士は、ほうきで掃除する園児の方に拍手を送っています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳以上児クラスの園児を描きましたが、年齢が指定された場合、2通りの身長区分では少し大雑把な分類となってしまうため、園児の縮尺については下記参考資料を基に見直す必要があります。
1歳児クラス以上の年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、下記参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
ウサギを膝に乗せる園児、そのウサギに餌をあげる園児、ウサギの糞を掃除する園児がいます。
様々な動きが描けています。
園児の座る姿は使える場面が多いので是非描けるように練習しましょう。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は園児達の様子が見渡せるように1番後ろに立ち、ウサギの糞を掃除する園児の方を見ています。
特に条件に何か指定されない限り、問題ないかと思います。
様々なアイテムを描けるようにする
今回は、動物1匹と言う設定にしたので何かしらの動物とその動物の餌を描く必要があります。
飼育できる動物としては、ウサギや鶏、インコ等の小鳥、ハムスターやリス等の小動物になるかと思います。
また、動物ではなく生き物での指定があった場合は金魚等も候補に入るかと思います。
動物の絵については上記のイラスト集をご参考にして下さい。
ちなみに、飼育とは関係ありませんが、今後、「水族館見学」も出題される可能性もあるため、生き物のにちなんで様々な魚のイラストも描けるようになることをお勧めします。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
生き物を大切にし、飼育したり、掃除したりできる年齢なので問題ないでしょう。
表情は生き生きと
全員が楽しそうな表情をしている様子が伝わります。
表情については対策本を参考にして下さい。
遠近法に気を付ける
今回、全員がほとんど同じ距離に位置するためそれほど気にしなくて良いかと思います。
色塗りにバリエーションがあるか
個人的に女の子の服装の色をピンクやオレンジ、赤、黄にすることが多いのですが、今回はウサギをピンクにしたり、保育士のエプロンの色を黄色にしてしまったため色被りを避けるために女の子の半袖シャツの色は水色にしました。
しかし、最終的に男の子のシャツの色との色被りも避けるために水玉模様を加えたのですが、これではウサギの糞と見間違えてしまう可能性があります。
こういう事態を避けるために、何通りかの服のデザインを予め決めておいた方が良いです。
塗り残しが無いか
今回、塗り残しが発生してしまいました。
フェンスの向こう側が真っ白になってしまっているので、空の色でも良いので着色しておきましょう。
ちなみに、フェンスの斜線を描いたり、床の木目を描いたりすると結構時間を取られてしまいます。
フェンスではなくコンクリート塀でも良いので塗り残しは無くす必要があります。
また、ウサギについては白のウサギは多く生息しますが、白は塗り残しと捉えられる可能性があるので避けた方が無難です。
まとめ
❍ 保育園ではウサギやインコ、金魚を飼育している園もあり、抱っこをしたり餌をあげる姿も見られるため、今後出題される可能性もある。
❍ ウサギや鳥、ハムスターやリス等の保育園で飼育できそうな小動物等は、描けるように練習することをお勧めする。
❍ ウサギを描く場合、白のウサギは多く生息するが、白は塗り残しと捉えられる可能性があるためピンクや灰色等、何らかの色で着色するようにしたい。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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