産前産後の里帰りは必要か?
産前産後で里帰りは必要でしょうか?
第一子出産時は、育児のことを何も分からないので産前産後で里帰りをする方が大半だと思います。
私も数々の子育て支援センターで沢山の保護者の方々とお話しましたが、第一子出産時は里帰りした方がほとんどでした。
では、第二子・第三子はどうでしょうか。
上の子のお世話もあるため、第二子・第三子の出産時ほど実家のお世話になるべきかと思われますが、私の知る限りでは逆のケースも多く、夫婦のみで乗り切ったという話をよく耳にしました。
理由は様々です。新型コロナウイルスによる帰省控えや上の子の幼稚園、小学校があるため、親との不仲、実家が狭いから、夫が育休を取得してくれるから等、自分が出会った保護者の方から聞いた話だけでも理由は千差万別でした。
私の場合は、新型コロナによる帰省控えもありますが、上の子が活発だったため、幼稚園や保育園に預けた方が子供にとって良いと感じたことと、帰省費用や都会での出産費用を考えると里帰りしない方がメリットが大きいと感じたためです。
実際、準備さえ万全に行っていれば、実家の手助けや夫の手助けが望めなくても産前産後を夫婦のみで乗り切ることはできます。ただし、母子の健康状態が良い場合に限ります。
上の子の預け先は見つかるか?
基本的にどの自治体も産前産後の8週間は保育園等に子供を預けることは可能だと思います。
私が住む自治体の場合、家の近所の保育園には空きがほとんどなく、市役所に確認したところ、車で片道30分~1時間以上かかる保育園を紹介されました。
しかし、誰の手助けもない中で特に産前はいつ何が起こるか分からない状況のため、毎日の長時間の車の運転は不安でなりませんでした。
また、悪阻が重かった私は、上の子に絵本を1冊読んであげるのも辛く、産前8週間より前に上の子をどこかへ預けたいと感じていました。
そんな中、現住所の市町村の幼稚園では、年少の1つ下の学年である年少々クラスがあることを知り合いを通して知りました。
通常、幼稚園の年少の1つ下のクラスと言うと、プレクラスであり、週に1~2回程度、短時間保育を行っていることが多いですが、現住所の市町村では朝から晩まで毎日終日預かり保育を行っている幼稚園がほとんどだと言うことを知りました。
費用については、お子様が早生まれの場合、約1年分の保育料が掛かってしまいますが、年度途中で3歳の誕生日を迎えると、誕生月か、その翌月からは無償化の対象となります。
自分の子どもが未就学児の場合、本当に近所に預け先がないか、市役所に確認したり、自分で調べて見ることをお勧めします。
産後に里帰りしない場合、何が大変か?
上の子がいる場合、産後に大変なことと言えば、何と言っても買い物、料理や洗濯等の家事、赤ちゃんへの授乳や沐浴だと思います。
産前産後の買い物について
買い物については、よほどの田舎に住んでいない限り、どこかのネットスーパーが利用できる場合がほとんどです。
私はイオンのネットスーパーを利用しましたが、以前はライフやマツキヨのネットスーパーを利用していたこともありました。
今は新型コロナウイルスでの自宅待機期間が定められていることにより、ネットスーパーがかなり普及しているのでローカルなスーパーでもネットスーパーが利用できる場合があります。
産前産後のご飯の準備について
続いて、料理については今はインスタントや栄養豊富で美味しい宅食が沢山あるのでこちらも問題ないです。次でご紹介します。
産後の赤ちゃんのお世話について
そして、赤ちゃんへの授乳については、主にお母さんの仕事です。
最初は、2~3時間ごとに赤ちゃんへの授乳やオムツ替えが必要になりますが、母乳を与える以上、里帰りの有無に関係なくお母さんがしなければならない仕事なので、これだけは楽はできないでしょう。
産後の洗濯、沐浴について
最後に、洗濯、沐浴については、産後ヘルパーを利用することをお勧めします。
産後ヘルパーと言うと、利用料が1時間2~3千円する場合が多いですが、私の場合は子育て支援センターの家庭支援員の方に無料で毎日自宅に支援に来てもらい、洗濯と沐浴をお願いしました。
私の近所の子育て支援センターでは、元々様々な事情のあって、家庭支援が必要な家庭のお子さんを無料で預かっていたようで、今回私もその枠に入れてもらうことができました。
ちなみに市役所の方は、この制度について知らなかったので、安く支援を受ける方法が本当にないのか、自分で色々と調べてみるのも良いかもしれません。
夫が育休を取得できそうにない場合は、1日1時間でも良いので産後ヘルパーに来てもらうことをお勧めします。洗濯物を干してもらい、沐浴を済ませてもらうだけなら1時間以内で済みます。
特に第一子出産の場合は、育児についてわからないことだらけなので、産後ケアを専門としている方に来てもらうのも良いかもしれません。
産前産後のご飯は、大人も子供も宅配弁当!
産前産後のご飯の準備は、私の場合はレンチンしかしていません。上記でお伝えしたように冷凍の宅食を利用していたためです。
冷凍の宅食も様々な種類があります。ニチレイ、ワタミの宅食、わんまいる、ウェルネスダイニング、nosh(ナッシュ)辺りを比較してみたのですが、私の場合、最終的にニチレイの宅食をよく利用していました。
理由は、楽天やAmazonを経由して気軽に購入できることや品揃えの多さ、栄養バランスが考えられている上に味も満足のいくものだったからです。
また、ニチレイのウーディッシュという宅食は栄養バランスが考えられているうえに、幼児が食べるのにちょうど良い量です。ニチレイを利用すれば、大人の弁当も子供の弁当も纏めて購入できるメリットがあります。
ただ、野菜は煮物や汁物しか食べないというお子様もいるかと思います。あまり知られていないかもしれませんが、そんなお子様には、homealがお勧めです。味がとても美味しく、我が子も喜んで完食していました。
homealの野菜は汁物が多いため、色んな野菜を摂取でき、且つ、幼児の好む味付けにされています。これほど幼児食に特化した宅食はなかなかないかもしれません。
最後に、欠かせないのが冷凍ご飯です。米を洗ったり、使用後の炊飯器を洗う手間も省けるので、忘れずストックしておくことをお勧めします。
また、洗い物の手間を省くために、割りばしや紙コップ、紙皿、使い捨てのスプーン、フォークの購入もお忘れなく。
と言うことで、私は産前産後に料理はしていません。洗い物もほとんどしていません。
上の子がいてもレンチンだけで栄養豊富なご飯を摂取することができます。
ちなみに、宅食を使ったこの期間の出費は、普段より大幅に節約できていました。自炊の方が意外とお金が掛かるのでしょうか…主婦にとっては嬉しくもあり、ショックな結果でもありました。
産前産後は手を抜ける所は手を抜き、家事は思いっきり楽をしましょう。そして、体調回復と赤ちゃんのお世話に専念して下さい。
結局、里帰りなしで楽に乗り切ることはできたか
産前産後に里帰りすることなく乗り切る場合、母子の健康状態が良いことが大前提だと思います。
私の場合普通分娩でしたが、産後は乳腺炎に苦しみ、治まった頃に眩暈と嘔吐を繰り返すメニエール病が数日続き、これまた治まった頃に上の子が幼稚園から貰ってきたのか、1ヶ月にも及ぶ嘔吐を伴う咳に苦しめられました。
我が家の場合、最悪の場合は実家から応援に来てもらう予定でしたが、産後ヘルパーの方が急な呼び出しにも対応してくれたためなんとか乗り切ることができました。
楽に乗り切れたかと言うと、産後の体調不良があったため、なんとか乗り切ったという言い方の方が良いかもしれません。
産前産後で上の子をどこかへ預ける場合、子どもは外で沢山のことを学んで帰り、自分もじっくりと赤ちゃんと向き合えますが、里帰りしていれば、最悪自分の体調不良等の場合に赤ちゃんのお世話もお爺ちゃん・お婆ちゃんにお願いすることができるのでメリットデメリットは様々です。
また、産後に上記のような形を取って乗り切る場合も、ゴミ捨てや上の子の送迎等の最低限のことは夫にお願いする必要はあります。
最後に
産前産後に里帰りすることなく乗り切る場合、以下の点を確認されることをお勧めします。
・最悪の場合、実家に手助けに来てもらうことはできるか
・夫に上の子の送り迎えやゴミ捨て等の多少のお手伝いはお願いできるか
・上の子の預け先の確保
・産後ヘルパーの確保
・宅食の手配、割り箸、紙皿、紙コップ等の準備
産前産後に夫婦のみで乗り切る場合、母子の健康状態が良いことが大前提になります。また、産前産後は何が起こるかわかりません。可能な場合は、夫に育休を取得してもらったり、実家に手助けに来てもらうことをお勧めします。