【教育原理】人物をイラストで覚えよう!~海外編~

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キルパトリック

平成31年前期、令和4年神奈川県の教育原理で出題されました。

・アメリカ人で、デューイの弟子。
・自主的な問題解決に取り組ませる「プロジェクトメソッド」(デューイの問題解決学習をベース)を確立。
・子どもたちが自ら価値があると感じる課題を設定。
・目的→計画→遂行→判断・評価という4つの段階があり、自主的に問題解決させる。

ヘルバルト

令和3年前期の教育原理で出題されました。

・ドイツの哲学者、教育学者。
・カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。
・教育の課題とは「道徳的品性の陶冶(道徳知性を与えて立派な人格を形成すること)」であるとした。
・多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。
・教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。
・「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。
・「4段階教授法」で、「明瞭・連合・系統・方法」(学習者が新しい知識を認知し取り込むメカニズム)の四段階に区別。
・教育の目的は倫理学、教育の方法は心理学によって示される。
・教育の目的は、「道徳的品性の陶冶」である。
・著書「一般教育学」(あらゆる教師の手引書)。

オーエン

令和5年前期の教育原理で出題されました。

・イギリス産業革命期にスコットランドの紡績工場の経営に従事した。
・人間の性格が環境の産物であり、環境を整えることで性格形成が可能であるとの考えをもつに至り、「新社会観」を執筆した。
・性格形成学院を開校。
・人間の性格形成において幼児期の環境の影響をとりわけ重視し、性格形成学院内に保育所的機能を果たす幼児学校を設け、労働者の子どもを1歳から預かった。

モンテッソーリ

令和5年前期、平成29年後期、平成28年前期の教育原理で出題されました。

・イタリア初の女性医学博士
・子どもは自ら発達する力を持っている。
・幼児期は精神的発達の基礎として「感覚の訓練」が特に重要として教具を開発。
・モンテッソーリの考案した教具(着衣枠 重量板 触覚板 円柱さし ピンクタワー 算数棒 音感ベル)
・セガンが「障害児教育」を行うために考案した教具に修正を加え、モンテッソーリ教具ができた。
・「日常生活の訓練」「感覚の訓練」「読み書き算数」等の教具。
・「モンテッソーリ・メソッド」を考案。
・幼児期において感受性が敏感になる時期を「敏感期」と呼んだ。
・ローマのスラム街で子どもの家(貧困層の健常児を対象とした保育施設)を開校。
・著書「子どもの発見」「子どもの秘密」

スキナー

令和4年後期、令和元年後期の教育原理で出題されました。

・アメリカの行動主義心理学者。
・行動主義心理学の立場で、刺激を与えれば反応が生起するという理論を展開。
・プログラム学習(学習者がQに答えた直後にAが判明)。
・プログラム学習は、「ティーチングマシン」を用い、「スモールステップ」で課題の難易度が少しずつ上がる。
・オペラントの条件付けの実験を行った。
・「行動分析学」の祖。

エレン・ケイ

平成29年前期の教育原理、平成30年の神奈川県の教育原理で出題されました。

・スウェーデンの社会思想家、教育学者、女性運動家。
・精神的な母性が重要→社会の改善と人類の進化に寄与。
・「次の世紀は児童の世紀」
・「教育をしない」教育=何も言われなくても善とわかれば善を行うことを学ぶ。

「児童の世紀」

・著書「児童の世紀」。
・20世紀は児童の世紀になる。
・一つは、大人が子どもの心を理解することであり、一つは、子どもの心の単純性が大人によって維持されることである。そうなって初めて、古い社会が新しくなる。

ソクラテス

平成28年前期の教育原理で出題されました。

・自分が無知であることを自覚する「無知の知」を思索の出発点とする。
・学ぶものが自ら答えを出すよう促す「産婆術」という教育方法。
・ソクラテスの弟子がプラトン
※ソクラテスは著書を残していない。

カント

令和2年神奈川県の教育原理で出題されました。

・消極的教育も必要
・究極の「道徳性」
・ルソーの教育思想の影響を受けた。
・「人間は教育によってはじめて人間になることができる。」

「教育学」

・「人間は教育されなければならない唯一の被造物である(実践的教育)」と述べている。

パーカースト

平成31年前期、令和4年神奈川県の教育原理で出題されました。

・ドルトン・プラン(従来の学級組織や時間割に依拠せず子ども自らが立てた計画によりながら、各教科の実験室で学習を進める教育方法)
→責任感、自立心を養ったり、個性を伸ばせる。
・ドルトンプランの3本柱「ハウス(教室)」「アサイメント(教師と生徒の間で交わされる約束)」「ラボラトリー(実験室)」
・ドルトンプランは、日本では、澤柳政太郎による成城学園で実施された。
・「自由」と「協同」の原理。

イリイチ(イリッチ)

令和元年後期の教育原理、令和3年、平成30年の神奈川県の教育原理で出題されました。

・オーストラリア生まれの哲学者。
・学校がなくても教育は成り立つ。
・「何を学ぶべきか」ではなく、「学習者が学習するためにどのような種類の事物や人々と接することを望むのか」という問いから始める。
・豊かな人間関係による相互行為が「学習」を生み出す。

「脱学校の社会」

・学校制度を通じて「教えられ、学ばされる」ことにより、「自ら学ぶ」など、学習していく動機を持てなくなる様子を「学校化」として批判的に分析した。
・学習や健康といった価値の制度化を特徴とする学校化された社会を批判した。
・学校制度の撤廃を提唱(現在のフリースクール)

ラングラン

令和2年後期の教育原理、平成30年の神奈川県の教育原理で出題されました。

・「生涯教育の誕生」
→教育は学校卒業で終わるものではなく、生涯続くもの。
・ユネスコの成人教育長を務めた。
・ユネスコの成人教育推進国際委員会において、「生涯にわたって統合された教育」を提唱。

ヴィゴツキー

令和4年後期の保育の心理学、令和2年後期、平成29年の教育原理で出題されました。

・ロシアの教育心理学者。
・発達の最近接領域の提唱者。
・子どもの発達には、他者の援助がなくても独力で達成できる水準と、他者の援助があれば達成で
きる水準の2つがあり、他者との関わり合いの中で発達は促されていく。

・子どものひとりごとは、他者に向かうコミュニケーションのための言葉が、自分に向かう思考の
ための言葉となっていく過程で現れる。

・子どもの概念は、日常の生活経験を通して自然に獲得する生活概念と、主に学校で教育される科
学的概念が相互に関連をもちながら発達していく。

・教育学は、子どもの発達の昨日にではなく、明日に目を向けなければならない。
・主著に「思考と言語」がある。
・子どもの文化的発達は社会的側面から心理的局面へと移行していく。
・ピアジェの自己中心的言葉に関する学説を批判し、内言の発達における過渡的段階と位置付けた。
・人間の発達は初めに社会的関係→内面化
・思考のための道具として自分の頭の中で使う言葉を「内言」。
・他社とのコミュニケーションに用いる言葉を「外言」。
・子どもの独語は、自分の思考のための言葉になる移行過程。

オーズベル

令和元年後期、平成28年前期の教育原理で出題されました。

・文化の継承として知識をそのまま受け容れて身に付けることが大切であると主張。
・機械的に知識を覚えさせるのではない。
・学習者の認知構造に意味のある変化をもたらすように教えなくてはならないとした。
・ブルーナーの発見学習に異を唱えた。
・「有意味受容学習」(機械的に知識を覚えさせるのではなく、新しい学習内容を学習者が既に所有している知識と関連づけて、その意味や重要性を理解できる形で提示する。→新しい知識の定着がよくなる。)
・「先行オーガナイザ」(有意味受容学習を行う上で学習に先立って提示される情報)

プラトン

平成29年後期の教育原理、平成31年、平成29年の神奈川県の教育原理で出題されました。

・ソクラテスの教えを継承。
・著書「メノン」
・古代ギリシャのアテナイにアカデメイアを作った。
・プラトンの著作は対話形式で書かれており、「対話篇」と呼ばれる。
・主体的に学ぶことが大切。
・「哲学的問答法」
・ソクラテスが対話の先に「無知」、プラトンは「有知」を見出そうとしている。
・「洞窟の比喩」
・「音楽は、美徳の教育のために魂に伝える音の動きである。」

「国家」

・プラトンの代表作「国家」において、理想の国家の統治者である「哲人王」の教育について語る中で、善のイデアを「学ばれるべき最大の事柄」と述べている。

レイヴとウェンガー

平成31年前期の教育原理で出題されました。

・正統的周辺参加(実際に参加して学ぶという教えない教育)を唱えた。

カイヨワ

平成31年前期の教育原理、平成31年の神奈川県で出題されました。

「遊びと人間」

・遊びを4つの項目(競争、偶然、模擬、眩暈)に区分した。

コンドルセ

平成29年前期の教育原理で出題されました。

・フランス革命時、公教育設置法案を提出した。
・「公教育に関する5つの覚書」

アリエス

令和2年、平成30年の神奈川県の教育原理で出題されました。

「子どもの誕生」

・ヨーロッパにおける中世芸術などの分析を通して、中世には子ども期という観念は存在していなかったと述べた。
・子どもを題材とした芸術と図像記述の歴史に着目して、子供期が発見されたものであると主張した。
・子どもは、「小さな大人」と捉えられていた。

フレイレ

令和元年後期、令和3年神奈川県の教育原理で出題されました。

・ブラジルで土地を持たない貧民に対して識字教育を行った。

「被抑圧者の教育学」

・学校を通じて子どもに知識が一方的に授けられる様子を「銀行型教育」と批判。
・教育では「対話」が重視されるべきだとした。 

ハッチンス

令和2年後期の教育原理で出題されました。

・アメリカの教育者
・成人の教育の目的を、人間的になることとして、すべての制度をその実現のために方向づけるように価値の転換に成功した社会を「学習社会」と呼んだ。
・著書「学習社会論」で成人にも教育が必要と述べた。
・生涯学習を推進。
・成人の教育の目的を人間的になること。

マラグッツィ

令和2年後期の教育原理、令和4年神奈川県の教育原理、令和元年の保育原理で出題されました。

・レッジョ・エミリア・アプローチ(イタリア北部で始められた、子どもたちの活動がテーマを有した「プロジェクタツィオーネ(プロジェクト)」で構成される教育方法)を推進した。
・「100の言葉」子という詩において、「こどもは100の言葉を持っているけれど、99は奪われている」とした。
・レッジョ・エミリアの保育・教育実践の始まりは、労働者や母親、農民などが協力して始めた自主保育。
・「社会性」「時間」「権利」を基本理念としている。
・レッジョ・エミリアは、「ペタゴジスタ」(教育専門家)、「アトリエスタ」(芸術専門家)がおり、園長がいない。
・「ドキュメンテーション」等の活動をすることを特徴とする。
・「プロジェクト」では、小グループで長期間一つのテーマに沿って話し合う。
・園庭に「ピアッツァ(広場)」がある。

ローレンツ

令和2年神奈川県の教育原理で出題されました。

・早熟性の鳥のひなが孵化直後に直面した対象に対して長期にわたる追従反応を示す現象を「インプリンティング(刻印づけ・刷り込み)」と名づけた。

ノールズ

令和2年後期の教育原理で出題されました。

・子どもに対する教育学を「ペタゴジー」
・成人の学習を支援する教育学として「アンドラゴジー」という造語で成人教育学を提唱した。

コールバーグ

令和4年神奈川県の教育原理、令和4年前期の保育の心理学で出題されました。

・子どもの道徳的判断は、行動の規準が自分本位に決定され、 社会的慣習を考慮しない水準から、 他者の期待や社会的慣習に基づいて行動する水準に移行し、 さらにそれらを超えて道徳的価値と自己の良心によって行動する水準に至るとした。

ベルランカスター

令和2年後期の教育原理で出題されました。

・生徒集団の中から優秀な生徒を助教(モニター)として任用し、助教が教師の指示を他の生徒に伝えるという方法をとった(ベルランカスター法 or モニトリアル・システム or 助教法)。

ヒル

平成31年神奈川県の教育原理、平成31年前期の保育原理で出題されました。

・アメリカの進歩主義的保育を代表する指導者。
・フレーベル主義を批判。
・ヒル積み木考案。

ニイル

令和3年神奈川県の教育原理で出題されました。

・サマーヒル・スクールを創設。

フレネ

令和元年後期の教育原理で出題されました。

・フランスの教育者。
・教師による詰め込み教育を批判し、子どもが主体となる教育(「フレネ教育」)を目指した。

エリス

・最適覚醒理論
・著書「人間はなぜ遊ぶのか」

チクセントミハイ

・アメリカの心理学者。
・大人の遊びを研究。
・フロー(時間も忘れるほど没頭する精神状態)理論を提唱した。

モリソン

・アメリカの教育学者。
・モリソンプラン(デューイの問題解決学習とヘルベルトの4段階教授を融合)を考案し、教科を5つに分類した。

マクミラン

・イギリスの「保育学校」の創始者。
・労働者や貧しい家庭の5歳以下の幼児を対象に保育を行い、医療機関との連携も図った。
・「すべてのこどもをあなた自身の子どものように教育しなさい」の理念。

ツィラー

・ヘルベルトの4段階教授をを、「分析」「総合」「連合」「系統」「方法」の5段階教授法に発展させた。

ライン

・ツィラーの5段階を整理し、「予備」「提示」「連結」「総括」「応用」に纏めた。

オーベルラン

・フランスの牧師。
・世界で初めての集団保育施設である幼児保育所を設立。
・子どもだけでなく、大人にも讃美歌や編み物なども教えていたため、「編み物学校」とも呼ばれた。
・貧困に苦しむ地域の人々に対し状況改善を行った。

コルチャック

・ポーランドの医師、作家、教育者。
・ユダヤ人孤児のためにドムシェロト孤児院を作った。
・孤児院の子供達とナチス強制収容所に送られ、最後は子供達と共に暗殺された。
・コルチャックの思想が児童の権利に関する条約に繋がる。

ルター

・ドイツの宗教改革者。
・「95か条の論題」を公表。
・聖書に基づく信仰のみを説く、「福音主義」を主張。

トマス・モア

・イギリスの法律家、思想家。
・著書「ユートピア」で、理想的な架空の世界を描いた。

ペーターゼン

・ドイツの教育者。
・イエナプランを提唱し、異年齢のグループで時間割のない教育を受けさせた。
・「会話」「遊び」「仕事」「催し」の4つの活動を循環して行う。
・教室を「リビングルーム」と呼んだ。
・「ワールドオリエンテーション(総合学習)」でテーマに沿った学習を行わせた。

シュタイナー

・オーストラリアの哲学者、教育者
・ドイツで自由ヴァルドリフ学校を設立。
・「オイリュトミー(身体を動かす教育)」、「フォルメン(芸術教育)」。
・人間の芯の姿を認識しようとする学問として、人智学を提唱。
・自然素材の玩具にこだわった。

ハウ

・頌栄幼稚園、頌栄保母伝習所を設立(キリスト教幼稚園)。
・日本における幼稚園教育の先駆者。

ホイジンガ

・「遊び」を研究した人物。
・遊びの条件を大きく3つに分類(「自由な行為である」「日常生活から区分される」「時間的・空間的に制限される」)。
・著書「ホモ・ルーデンス」において、「遊びこそが人間活動の本質」「人間は遊ぶ存在である」「遊びは文化に先行している」と述べている。

グロース

・ドイツの哲学者で遊びを研究した人物。
・著書「人間の遊戯」「遊戯」等。
・遊びとは将来の生活のために本能的に行われるもの。

ブログ管理人
ponyoponyo21

理系の4年制大学を卒業するもリーマンショック時の就活、育休中の2度の転勤、コロナ禍到来により、今後の働き方を見直すきっかけに。そんな中、令和3年前期に年齢にも経済危機にも負けない資格、保育士国家資格に一発合格。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら一発合格のノウハウや育児に役立つ情報を公開。

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