準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
七夕製作についてですが、こちらも過去問での出題がありません。
前期の試験だとちょうど七夕の季節なので、今後出題される可能性があります。
こちらについても「製作」なので、3歳以上のいずれかの年齢で出題される可能性が高いです。
今回、私も3歳以上児クラスを想定しました。
人数については、近年の過去問で出題が多い、保育士1名、園児3名の設定にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
絵を描く前に下記の2つの対策本を参考にしました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:7分37秒
縁取り:11分40秒
色塗り:19分13秒
背景:6分30秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
園児を椅子に座らせると、下半身の動きを気にしなくて良いので下描きや縁取りの時間短縮はできます。
一方、笹の葉や小さな飾りのアイテムが多数ある場合は、ささっと塗ることができないので色塗りに時間が掛かってしまいます。
それを見越して下描き時間を短縮したり、色塗りの丁寧さや背景には妥協して絵を描くことが必要です。
作品
今回「七夕製作」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が七夕製作をしています。
左手前には椅子に座り、机の上で七夕製作をする園児が2人います。
その内の一人の女の子の園児は、ハサミを使い、星や丸、四角の形に色紙を切り、糸でそれらを繋げて上に持ち上げています。
もう一人の園児は、彦星の形をした画用紙にマジックで目を描いています。
女性の保育士は笹を持ち、後方にはその笹に願い事を吊るそうとする男の子の園児が1人います。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考記事をご確認いただくことをお勧めします。
笹にお願い事を掛けている左上の園児が3歳以上児でありながら、身長が3頭身ほどになっており、小さすぎます。
遠近法でやや小さく描く必要はありますが、頭の大きさに対して身長が明らかに小さいです。
座っている園児の場合、机の高さも椅子の高さもこの絵の場合隠れているので年齢に応じた身長についてはそれほど気にすることはないでしょう。
様々な身体の動きを描く
座っている園児の一人は飾り物を上に挙げ、もう一人は製作に取り掛かっています。
また、立って飾り付けをしている園児も居るので様々な動きになっています。
保育士の目線は園児の方へ
若干、ズレています。
3人同時に見ることは難しいので笹に飾りを取り付けている園児か製作している園児の方に目線が向いていれば良いと思いますが、短時間でフリーハンドで目線を合わすのは結構難しいです。
対策本を参考にし、練習を重ねることをお勧めします。
様々なアイテムを描けるようにする
今回は、笹や飾り付けです。
初めて描くと、笹が分からなかったり、七夕の飾りつけも何があったっけ?と迷ってしまいます。この絵の場合、天の川が上手く表現できずハチの巣のようになってしまいました。
上記のイラスト集等であらかじめご確認されることをお勧めします。
構図は人物の重なりを少なく
構図は特に問題ないでしょう。
年齢に応じた動作を取り入れる
今回は、3歳以上児を想定してるので使用しているアイテムも特に問題ないと思います。
可能性は低いですが、3歳未満児での指定があった場合、ハサミを使用するのはまだ早いので、年齢に応じたクレヨンやのり等の使用なら可能かと思います。
また、2歳児クラスの園児の場合は自分で笹の葉に飾りつけを行うのも可能になります。
表情は生き生きと
ある程度明るい表情はしているのですが、表情については対策本をご確認ください。
遠近法に気を付ける
上記に示した通り、笹にお願い事をかけている園児の身長を正しく表現し縮尺を少し小さくする必要があります。
時間内で適切に表現することは少し難しく感じますが、頭の大きさだけ決まれば後はそれぞれの年齢に応じた頭身を守ることで適切に表現できます。
色塗りにバリエーションがあるか
服の色もそれぞれ異なるのでバリエーションはありますが、丁寧に色塗りするためには時間との兼ね合いになります。
余裕のある方は丁寧に塗りましょう。
塗り残しが無いか
塗り残しは無いですが、もう少し丁寧に塗ることができればベストです。
まとめ
❍「~製作」と言うお題は、園児を椅子に座らせ、机の上で製作を行う園児の姿を描くと、下半身の動きを気にしなくて良いので時間短縮に繋がる。
❍ 「製作」に関するお題はアイテムを沢山描かなければならないため、色塗りに時間が掛かることに注意が必要である。
❍ 七夕のアイテムについては、上記イラスト集等を参考にし、練習を重ねることをお勧めする。
❍ 絵が得意でささっと仕上げることができる人以外は、色塗りの丁寧さや背景には妥協して絵を仕上げることも必要である。
他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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