準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「父の日製作」です。
こちらも過去問での出題がありません。
色々な家庭があることを考慮すると、こういう課題をさせるのは個人的には少し疑問を感じるのですが、実際、保育園や幼稚園のパンフレットの年間行事にこのような製作が行事として盛り込まれている園がよくあります。
保育士試験でも出題されないことを信じたいのですが、父の日製作、母の日製作の練習をしておくと、参観日に関するお題が出題されたときや「製作」に関するお題が出題されたときに応用が利きます。
「製作」については、3歳以上児クラスで出題される可能性が高く、今回私も対策本の縮尺に則り、3歳以上児クラスを想定しました。
また、今回は3歳以上児クラスの園児3名、保育士1名、保護者1名と言う合計で5名を描く設定にしました。
人数については、平成26年の過去問題に「4歳児4名以上、保育士1名以上」と言う出題がありました。したがって、今後、合計で5名を条件に掲げる問題が出題される可能性は十分あります。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:8分56秒
縁取り:9分4秒
色塗り:23分27秒
背景:3分33秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
「製作」と言うお題が出題されると、園児を机に座らせると下半身を描く時間を短縮できるので、下描きと縁取りに掛ける時間は短縮できました。
合計で5名以上描かなければならないような出題があれば、なるべく時間短縮できる方法を考えた方が良いです。
色塗りについては、人数が普段より1名増えたことと、「お父さんの似顔絵」と言うアイテムを描かなければならなかったのでかなり時間が掛かってしまいました。
背景は3分半しか残されていなかったため大急ぎで仕上げたのですが、床を広く取り過ぎ、後方の床に空白ができてしまったことは反省点です。
作品
今回「父の日製作」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が父の日の製作をしています。手前の机には2人の園児が座り、マジックでお父さんの顔を描いています。1人の男の子の園児は製作が終了し、立って作品を持ちながら保育士の方を向き、自分のお父さんを指さしする素振りをしています。お父さんは園児の方を向き、手を伸ばしています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本に則り3歳以上児クラスを想定しました。
座っている園児については、机の高さも椅子の高さも分からない状態なので頭身についてはそれほど気にする必要はありませんが、立っている園児については3歳以上児にしては小さいです。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
座っている園児2人がほとんど同じような動作で製作をしてます。
机に座らせると下半身を描かないで良いので時間短縮できるメリットがあるのですが、動きが単調になると言うデメリットもあります。
一人が作品を持ち上げて後ろを振り返りつつ保護者と目を合わす等し、全く同じ動きにならにようにしたいです。
ただし、時間的に余裕がなければこの絵のような構図でも条件さえ満たしていれば不合格になることはないでしょう。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は、園児の方を見ている様子が分かりますが、園児の目線が保育士の方を見ていません。
どうしたら上部に目線を合わせられるか、対策本を参考にされることをお勧めします。
様々なアイテムを描けるようにする
今回はアイテムと言うと、お父さんの似顔絵ですが様々な色のクレヨンを使用したり、のりやハサミ等のアイテムを描けるように上記イラスト集で練習することをお勧めします。
また、床が広く背景が少し寂しいです。
この絵の場合、床を狭くし壁をもう少し広めに取った方がバランスよく見えます。
また、壁には既に出来上がった他の生徒の作品を飾るのも良いでしょう。
お父さんの人物像については、輪郭は四角めにし、黒いシャツを着せたり眼鏡を掛けることでお父さんらしさを表現できます。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりはないので問題ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上児クラスであれば、ほとんどの園児がのりやクレヨンを使用できます。4~5歳児クラスの園児であればマジックやハサミも使用できます。
折角なので年齢に応じた道具やアイテムを使用している姿を描きたいです。
また、3歳以上児クラスという年齢を考慮すると、他の園児との絡みも欲しいところです。
作品を上に挙げ、お父さんを振り返る園児、それを見て拍手する園児や保育士を描く等、全体に一体感を持たせたいです。
表情は生き生きと
口は笑っているのですが、生き生きとした表情を描くのは難しいです。
表情については対策本を参考にされることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
ほとんど同じ場所で活動しているのでそれほど気にしなくても良いでしょう。
色塗りにバリエーションがあるか
全体的にカラフルで明るく仕上がっているので問題ないでしょう。
塗り残しが無いか
塗り残しはないです。
まとめ
❍「製作」と言うお題が出題された場合、机に座って作業する園児を描くと、下半身を描く時間を短縮できる。
❍ 合計で5人以上の人物を描かなければならないような条件が課せられた場合、なるべく時間短縮して描ける方法を考えた方が良い。
❍ 園児を机に座らせる場合は動きが単調にならないよう努力したい。
❍ 3歳以上児クラスの場合、「製作」と言えども他の園児との絡みを加えることで一体感が生まれるような絵に仕上げたい。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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