準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
水族館見学についてですが、こちらも過去問での出題がありません。
園外活動については、どの季節でも出題される可能性はあります。
今回、私は異年齢児での見学を想定し、保育士1名、3歳以上児2名、3歳未満児1名としました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
絵を描く前に下記の2つの対策本を参考にしました。
様々な身体の動きについてはこちらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
以前のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:5分58秒
縁取り:7分56秒
色塗り:13分09秒
背景:14分44秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
魚等の水族館の生き物の絵を描く必要があるので、色塗りまでは急ぎ目に仕上げ、背景にかける時間を残しました。
結果的に時間を余らせることができ、余裕を持って描き終えることができました。
作品
今回「水族館見学」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が水族館見学をしています。水槽には右下手前に岩があり、そこに海藻が生えていたり、ヒトデが貼り付いています。また、大きなサメ、小魚、タコ、エイ、フグがいます。
それを見る園児は、3歳以上児クラスの男の子の園児と女の子の園児、保育士に抱っこされている3歳未満児クラスの園児です。
今回、水槽を手前にし、ガラス越しに水族館見学をしている保育園児を描きました。
それぞれの魚を目で追い、指さしをし、両手を挙げて水槽を眺めています。
この構図と逆の構図を描くとすると、園児を手前にし、水槽が奥になりますが、表情が分かり辛くならないよう前も後ろも気にする素振りを描くのは少し難しいかもしれません。
園児が手前、水槽が奥の構図についてはユーキャンの対策本に上手に描かれた絵があるので参考にされることをお勧めします。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
私の描いた絵は、対策本の描き方に則り、先生に抱っこされている園児を3歳未満児クラスの園児とし、その他の園児を3歳以上児クラスの園児としましたが、以前お伝えした通り、年齢によって身長や頭身が全然違います。
上記のリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
園児の様々な動きを意識し過ぎ、水槽の手前の台になっている部分に園児を乗せてしまったのですが、危険なのでこういう見学の仕方は避けなければなりません。
その他の園児については、抱っこされていたり指さしをしているので問題ないでしょう。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は、抱っこされている園児と一緒になって魚を観察している様子が伝わるのですが、できればその他の園児とも目線の関わりも持ちたいところです。
具体的には一つの魚を指さし、全員で観察する等です。
様々なアイテムを描けるようにする
全員が帽子を被っています。
3歳以上児クラスの園児については、リュックサックや水筒を持たせるとより園外活動らしさが伝わります。
今回は何と言っても魚の絵が描けなければなりません。
サメやエイ、フグを描きましたがお気づきの通り反省点だらけです。詳細は上記のイラスト集をご参考下さい。
構図は人物の重なりを少なく
構図については特に問題ないです。
上図のように、手前に水槽があることが分かるように岩や海藻を少しだけ人物と重なるような描き方をすると状況が伝わりやすいです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上児クラスを想定した2人の園児は、3歳以上児でありながらお互いの関りが無く、個々に水槽の観察を行っています。
難しいですが、同じ魚を違う体の向きや腕の動きで指さしする等の関りを持つとより良くなります。
表情は生き生きと
悪くはないですが、やはり対策本を参考にしていただくことをお勧めします。
遠近法に気を付ける
この絵の場合、人物は横並びであり、岩や魚は尺度が違うため遠近の付けようが無いのでそれほど気にしなくて良いでしょう。
色塗りにバリエーションがあるか
バリエーションはありますが、よく見ていただくと判るようにサメの下描きの黄色が目立ちます。
黄色の上に水色等の薄い色を塗ると、このように下描きが少し目立ってしまいます。
上から薄い色を塗る際は、なるべく下描きを最小限に留める努力が必要です。
塗り残しが無いか
塗り残しは無いですが、もう少し丁寧に塗ることができればベストです。
まとめ
❍ 水族館の課題については、様々な魚を描けるように上記イラスト集等を参考にし、練習する必要がある。
❍ 園外活動に関しては、3歳以上児クラスの園児は帽子に加え、水筒やリュックサックを持たせる等の工夫を行うとより伝わりやすくなる。
❍ 3歳以上児クラスの園児の場合、個々に見学するのではなく、同じ魚を指さしして観察する等の工夫を行いたい。
❍ 下描きについては、上から薄い色を塗る際は下描きの黄色が目立たないように気を付ける必要がある。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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