準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「じゃが芋の収穫」です。
実際に私が保育園見学に行った際、毎年じゃが芋を植え、収穫している園がありました。
こちらも過去問での出題がありません。
じゃかいもの収穫の季節ですが、下記資料に記載されているように、4~5月に作付し、8~10月にかけて収獲する「春作」が中心ですが、地域によっては1~3月に作付し、5~7月にかけて収獲する「春作」や、9月に作付し、11~12月に収穫する「秋作」、10~12月に作付し、2~4月に収穫する「冬作」があります。
参考資料:消費者相談 農林水産省
よって、季節を問わず前期後期のどちらでも出題される可能性があります。
今回も過去問で頻出の保育士1名、園児3名の設定にしました。
年齢については、3歳以上児クラスの園児を想定しています。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
絵を描く前に下記の2つの対策本を参考にしました。
どちらの対策本にも私が購入した受験年度版には、「さつま芋掘り」の絵がありました。
さつま芋をじゃが芋に替えれば良いだけなので、最新版に掲載されている場合は参考にされることをお勧めします。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
また、こちらの絵本にも幼稚園児が「さつまいも掘り」をする様子が描かれています。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:14分21秒
縁取り:10分1秒
色塗り:16分14秒
背景:4分24秒
ちなみに時間については、時計アプリのストップウォッチでラップタイムを計りました。
今回、下描きが大幅なタイムオーバーとなってしまいました。
過去問で「花や野菜の世話」を描かせるお題が出題されていたため、「じゃが芋掘り」だけでなく「花の世話」を絵に加えたためです。
実際に描いてみて思うことですが、保育士、園児3名に加え、花や植物などのアイテムを2つ描こうとすると時間的にかなり厳しいです。
とは言え、お題の条件に加えられた場合、描かなければならないのでどこかで時間短縮する必要があります。
私の場合、花壇を広めに取り、背景を芝生のみに省略しました。
あまり得点は高くないかもしれませんが仕上げることを第一に考えた方が良いです。
今回、背景に4分半しか残せていませんが、これだけの時間で背景を塗り上げることはかなり難しいです。なるべくそれぞれの時間配分を守った方が良いでしょう。
また、紫陽花の季節はご存知のように梅雨の時期です。
上記でもご紹介したようにじゃが芋の収穫時期は様々なので、植物を描くことも条件に加えられた場合は、下記の関連資料を参考にし、指定された季節の植物を描くようにしましょう。
作品
今回「じゃが芋の収穫」と言うお題で、私が描いた作品をご紹介します。
保育園児がじゃが芋の収穫をしています。枠内右手前にシャワーを水を紫陽花に掛ける女の子の園児がいます。また、収穫したじゃが芋を保育士に見せに行く男の子の園児がおり、その園児と向き合い、ビニール袋を広げて持つ女性の保育士がいます。後方には、まだ土に埋まっているじゃが芋を引っ張ろうとする男の子の園児がいます。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳以上児クラスの園児3名を想定しました。
掘ったじゃが芋を保育士に見せている園児は3歳以上児クラスの園児にしては頭の大きさに対する体の長さが小さいです。
また、じゃが芋を持つ園児と紫陽花に水をあげる園児が同列に並んでいますが、紫陽花の園児の方が身長が高いです。
幼児期は身長の男女差が小さいので同じ年齢で条件が指定された場合は、男女関係なく身長は同じで大丈夫です。
座っている園児については上半身の長さは適切に描きましょう。
年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
収穫したじゃが芋を保育士に見せる園児、土に埋まるじゃが芋を抜こうとする園児、紫陽花に水をあげる園児がいます。
じゃが芋を抜こうとしている園児についてはもう少し動きが欲しいです。
例えば、腰を屈めてじゃが芋を抜こうとする姿に加え、頑張って力を加えている表情も良いです。
紫陽花に水をあげる園児については特に条件に指定されなければ描く必要はありません。
保育士の目線は園児の方へ
保育士と園児の目線は合っています。
様々なアイテムを描けるようにする
今回は、じゃが芋と紫陽花を描きました。
上記でもお伝えしたようにアイテムを2つ以上描こうと思うと結構時間が足りません。
まずは下記資料を参考にしていただき、季節ごとの様々な植物や花等を短時間で描き分ける練習が必要です。その上で、自分がどの程度なら時間内に描き上げることができるか把握しておく必要があります。
私の場合、大きめのアイテムを2つ以上描く際は背景は割と単純に仕上げるようにしました。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりはないので問題ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上児クラスであれば、じゃが芋掘りは可能です。
3歳以上児クラスという年齢を考慮すると、既にじゃが芋を抜いた園児が、これから抜こうとしている園児を応援している様子を描く等すると絵全体に一体感が生まれます。
表情は生き生きと
上記でお伝えしたようにじゃが芋を抜こうとしている園児の表情をもう少し力が入っている表情にしたいです。
表情については対策本を確認されることをお勧めします。
遠近法に気を付ける
後ろの園児をやや小さめに描ければベストです。
色塗りにバリエーションがあるか
背景含め、様々な色で着色できています。
塗り残しが無いか
塗り残しはないです。
背景の時間をあまり確保できなかった場合、単純でも良いので全体を塗り上げることを第一に考えましょう。
まとめ
❍ じゃが芋の収穫時期は地域によって様々ですが、4~5月に作付し、8~10月にかけて収獲する「春作」が一般的である。
❍ 短時間で描くために季節ごとの代表的な花や野菜については、スラスラと描けるようになることをお勧めする。
❍ 3歳以上児クラスという年齢を考慮すると、既にじゃが芋を抜いた園児がこれから抜こうとしている園児を応援している様子を描く等すると絵全体に一体感が生まれる。
❍ じゃが芋を抜こうとしている園児は、表情にも力が入っている様子を描くと、生き生きとした様子が伝わる。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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