準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「消防署見学」です。
こちらも過去問での出題がありません。
消防署見学ですが、保育園見学へ行くと驚くほどどの園でも実施されています。
実際に園のパンプレットや園便りを見て見ると、大きな消防車の前で写真撮影をしていたり、消防士の服を着て運転席に座ったり、消防士と共にホースを持って水を出している様子等があり、私も消防士と園児がホースを持って水を出す様子を表現しました。
今回、異年齢を想定し、保育士1名、消防士1名、3歳以上児クラスの園児2名、3歳未満児クラスの園児1名の設定にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:11分14秒
縁取り:11分34秒
色塗り:17分17秒
背景:4分55秒
今回、消防士を描くことで普段より人物を多く描かなければならないので、下描きや縁取りは目安にしていた時間配分のギリギリの時間が掛かってしまい、背景には5分弱しか残すことができず、消防車も雑な仕上がりになっていましました。
また、保育士に抱えられる園児の姿を描くとなると、重なり部分があったりするので色塗りにも時間が掛かってしまいました。
作品
今回、「消防署見学」と言うお題で私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が消防署見学のイベントに参加しており、消防車の前で消防士と共にホースを持っている3歳以上児クラスの男の子の園児が2人います。消防士と園児が持つホースからは勢いよく水が出ています。その様子を保育士に抱えられて楽しそうに見ている3歳未満児クラスの女の子の園児がいます。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、保育士1名と消防士1名、3歳以上児クラスの園児2名、3歳未満児クラスの園児1名を想定しました。
繰り返しになりますが、3歳児クラスと5歳児クラスの園児では身長が全然違います。
上記の絵も3歳児クラスだったとしても頭に対して体の長さが小さすぎます。
また、保育士に抱きかかえられている園児についても同様に、0歳児クラスか2歳児クラスかにより身長の妥当性は変わります。
園児の縮尺については、下記参考資料を基に見直す必要があります。
1歳児クラス以上の年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、下記参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の関連資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
課外活動なので、バラバラな活動をするのではなく、全員が同じようなことをしていて問題ないのですが、身体の向きや配置は様々になるように工夫をしたいです。
男の子の園児が前後に分かれてホースを持っているのですが、前の園児は横を向いてホースを持ち、後ろの園児は正面を向いてホースを持っています。
3歳未満児クラスの園児は保育士に抱きかかえられており、配置や動きは三者三様、様々な動きを取り入れた絵になりました。
保育士の目線は園児の方へ
保育士はホースを持つ、3歳以上児クラスの園児達の方を向いています。
3歳未満児クラスの園児については抱きかかえているので問題ないでしょう。
様々なアイテムを描けるようにする
ホースを描けているのは良いですが、細かいことを言うと消防車と繋がっていません。
また、街でよく見かける消防車なのですが、初めて描こうと思うと、どのように描いて良いかわかりません。
実際、私もかなり雑な仕上がりになってしまいました。
その他のアイテムとして、園児達に消防服とヘルメットを装着させると、より消防署見学らしさが伝わります。
私は初めて描くお題なのでそこまでの余裕がないと判断し、私服にしました。
以前にもお伝えしましたが、時間内にどこまで描くことができるのか、自分の力量を知っておくことは重要です。仕上げることを第一に考えた方が良いからです。
上記イラスト集等を参考にし、事前に練習されることをお勧めします。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳未満児クラスの園児については、保育士に抱きかかえられながら見学しており、3歳以上児クラスの園児については消防士と共にホースを支えています。
それぞれ年齢に応じた動作で問題ないです。
表情は生き生きと
ホースを持つ後ろの園児については真剣な表情が伝わります。
他の園児も楽しんでいる様子が伝わります。
表情については対策本をご確認下さい。
遠近法に気を付ける
手前からホースを持つ順番として、消防士、男の子の園児、男の子の園児となっているので、その順番に遠近法を付けることができればベストです。
私の場合、このお題に限らず遠近法まで気にする余裕が時間的に無かったため、あまり取り入れませんでした。
しかし、後ろの園児が前の園児より大きくなる等することは避けなければなりません。
色塗りにバリエーションがあるか
特に問題ないかと思います。
塗り残しが無いか
塗り残しはないです。
まとめ
❍ 消防署見学と言うお題ですが、かなり多くの園で実施されており、課外活動に関するお題の中では出題される可能性もある。
❍ 消防車や消防服、ヘルメット等は描き方を知っていなければ時間が掛かってしまうため、事前にイラスト集等を参考にし、練習することをお勧めする。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
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