準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「学習発表会」です。
学習発表会については、各学年で1年間に学んできたことの集大成として学年末などに行われることが多いです。
こちらについては、平成23年の試験で「劇発表の準備や練習」と言うお題で出題されています。
今回、過去問で頻出の保育士1名、3歳以上児クラスの園児3名の設定にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
また、こちらの絵本には幼稚園児が劇発表を行う絵が描かれています。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:9分46秒
縁取り:11分32秒
色塗り:18分32秒
背景:5分10秒
縁取りについては、それぞれの枠内の色で使い分けたため、時間が掛かってしまいました。時間短縮のために全て焦げ茶色等の単色で縁取って問題ないでしょう。
園児がお面を着けている分、色塗りにも時間が掛かってしまい、塗り方も雑になりました。
背景には5分しか残すことができず、塗り終えるだけで精一杯でした。
作品
今回、「学習発表会」と言うお題で私が描いた絵をご紹介します。
保育園児が学習発表会で「おおきなかぶ」を演じています。保育士はおおきなかぶを両手で抱えています。かぶの根本の方から男の子の園児が「おじいさん」のお面を被り、葉っぱを掴んで引っ張っています。続いて女の子の園児が「お婆さん」のお面を被り、同様に葉っぱを掴んで引っ張っています。後方で孫のお面を被った男の子の園児が走ってかぶの方へ向かっています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳以上児クラスの園児を描きましたが、園児の縮尺については下記参考資料を基に見直す必要があります。
1歳児クラス以上の年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、下記参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
おおきなかぶを抱える保育士、かぶを引っ張る園児、走ってかぶの方へ向かう園児が居るのですが、それぞれで役柄が違い、違うお面を被っているので特に問題ないでしょう。
同様に、劇発表で「3匹のこぶた」や「3びきのやぎのがらがらどん」等の登場人物の少ない物語を選ぶ場合も園児の動きが単調にならないよう工夫しましょう。
逆に、「ももたろう」等の登場人物が多い物語については、時間オーバーにならないよう気を付けましょう。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は園児達の方を見ています。
様々なアイテムを描けるようにする
今回、かぶの他に園児達に登場人物のお面を被らせたり、手作りの草を配置しました。
このように「おおきなかぶ」の場合、描かなければならないアイテムは少なくて済むのですが、全体的には少し寂しい印象になり兼ねないことには注意が必要です。
そういう意味では、「ももたろう」等を選ぶと描けるアイテムも沢山あり、全体が華やかになりますが、特に条件が指定されなければ時間との兼ね合いで劇の内容を選ばれることをお勧めします。
その際、例えば犬と羊と蛙が出てくる等、何の劇か分からないような絵を描くのは避けましょう。
劇発表で頭に付けるお面は、結構色んな場面で応用が効くので描けるようになることをお勧めします。
また、枠内上部や両端に赤いカーテンを付けるなどし、劇が舞台の上で行われているような様子が描ければベストです。
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりはほとんど無いのですが、保育士を後ろの園児より前に配置してしまっています。
特に条件に指定されない限り、保育士はなるべく後ろに配置し、走る園児はどうにか前に配置する工夫が必要です。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上児クラスなので手作りのお面を被り、劇発表を演じきることができる年齢です。
以前、「音楽会」でのお題予想を掲載しましたが、3歳未満児クラスの場合は特に指定が無い限り、簡単な楽器を持たせるなどし保育士のオルガンやピアノの伴奏に合わせて演奏している様子を学習発表会の様子とすることもできます。
表情は生き生きと
楽しそうに演じている様子が伝わります。
保育士は園児を呼び掛けているような表情にするのも良いでしょう。
遠近法に気を付ける
この構図の場合、後ろの園児を少し小さく描ければベストですが、上記でお伝えしたように保育士はなるべく後ろに配置した方が良いため、横並びであれば遠近はそれほど気にしなくて良いでしょう。
色塗りにバリエーションがあるか
全体的にカラフルに仕上がっています。
塗り残しが無いか
塗り残しはありません。
まとめ
❍ 学習発表会は各学年で1年間学んできたことの集大成として、学年ごとに年度末などに行われることが多い。
❍ 3歳未満児クラスの場合、まだ劇発表は難しいため、特にお題に指定が無ければ簡単な楽器を持たせて保育士の伴奏に合わせて演奏するのも良い。
❍ アイテムとしては、頭にお面を付けたり、簡単な衣装を着せるだけで発表会らしくなる。
❍ 枠内上部や両端に赤いカーテンを付けると、それだけで舞台で演じていることが伝わる。
❍ 舞台を華やかに見せようとすると、桃太郎のように登場人物やアイテムにバリエーションがある物語を選ぶのも良い。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
※近年出題されたお題についても掲載中です。
※言語対策についても掲載中です。
※科目別の勉強方法については、メニューボタン、またはサイドバーボタンよりご選択下さい。