実技試験の対策はいつから?
結論から言うと、準備を含め、実技試験対策は筆記試験終了後からで問題ないでしょう。
令和3年前期試験の場合、実技試験は令和3年7月4日(日)に行われました。
筆記試験は、令和3年4月17、18日だったため、筆記試験から実技試験までは2ヶ月半ほどの期間がありました。
しかし、筆記試験の結果通知の送付期間については、令和3年6月5日(土)~6月13日(日)と記載されており、筆記試験の合否が確定してから実技試験までは2週間ほどしかないのです。
よって、筆記試験の合否が確定してから実技試験の勉強を始めるのでは遅過ぎることが分かります。
それについては以前にもお伝えした通り、信頼性の高い解答速報が筆記試験の翌日から発表されるため、前期試験の場合、勉強期間としては筆記試験終了後すぐから実技試験当日までの2ヶ月半ほどは確保できることになります。
私の場合は引越し等の理由により、実技試験対策は7~8週間の勉強期間しか確保できませんでしたが、合格することができました。
造形や音楽は個人の経験値にもよりますが、筆記試験対策に影響が及ぶくらいであれば、実技試験対策は筆記試験終了後からで問題ないでしょう。
どのくらいの勉強時間で合格できる?
私の場合は、筆記試験後に引越しの準備があり、ゴールデンウィークに引越しがあったので実技試験の勉強を開始したのは5月中旬でした。
上記でもお伝えした通り、勉強期間としては1ヶ月半~2ヶ月弱(7~8週間)ほどでした。
ちなみに引越し先では2週間の自宅待機期間を経て、一時保育の登録をしたのですが、どの園も満員だったため、午前のみで3回程度しか利用できていません。
また、子どもの就寝時間も短くなったので、勉強時間としては1日2~3時間、一時保育を利用した日は1日3~4時間程度しか確保できませんでした。
よって、総勉強時間としては、120~180時間ほどになります。
実技試験については合格率70~80%と言うだけあり、少ない勉強時間でも合格は狙えたよ。
試験分野について、どの科目を選択すべきか?
試験分野については、造形と言語を選択しました。
造形を選んだ理由は、中学時代の美術の内申点が10点満点中10であり、人数にして320人中、上位10位前後(3%)以内には入っていたため、絵を描くことに対してあまり苦手意識はなかったためです。
テーマが事前に与えられている点で言えば、音楽も候補に考えました。
しかし、音楽の場合、子供の頃からピアノを習っていて上手な人も山ほどいるだろうし、そんな人達が自分の順番の前に居たらピアノ経験の浅い私は萎縮して緊張してしまうだろうと感じたため選択しませんでした。
また、私の場合、小学生のときにエレクトーンを習っていたのですが、エレクトーンは足を使ってベース音を演奏するため、左手は和音等の簡単な動きであることが多く、ピアノのように両指を器用に動かすことは基本的にはあまりありません。
加えて、弾きながら唄うなんてことをしたことが無いので私のような素人には結構難しいのではないかと感じました。
一方、沢山の方がブログ等でご紹介しているように造形については絵が下手でも条件さえクリアしていれば合格するようです。
条件をクリアするためには練習を積み、慣れることだと思いますのでそういう意味では合格点を取り易い分野なのかなと感じました。
以上の理由から1科目目は造形、2科目目は消去法により言語を選択しました。
試験当日ですが、少し驚いたのが音楽を選択している人の多さです。
試験前に受験者の受験番号と受験科目、受験時間が一覧になった紙が配られたので、それを基に音楽を選択した人の割合を計算しました。
言語を選択する人が多いのは理解できるのですが、私の受験地で音楽を選択していた人はおよそ8割でした。
かなりの受験者数だったので、統計的に見てもピアノ経験者のみが音楽を選択しているとは思えません。
恐らく、課題が簡単な曲だったこともあり、ピアノ未経験者も選択していたのでしょう。
保育士として働き出すと、ピアノ伴奏はいずれ必要な技術となるなので、この機会に練習して本番に挑んでみるのも悪くないかもしれません。
分野ごとの勉強時間について
上記でお伝えしたように、私の場合、試験分野については造形と言語を選択し、合計で100~170時間の対策時間を費やしたのですが、この対策時間のほとんどを造形に費やしました。
言語は「3分間の素話」とありますが、本当に1日3分ほどの時間しか対策を行いませんでした。
案の定、試験1週間前にして、言い間違いが多発したため、1週間前からは1日30分ほどの練習時間を確保しましたが、それ以外の時間はほとんどは造形対策に時間をかけました。
何を準備すれば良い?
各分野に分けて記載しています。
青字をクリックしていただくと、該当ページにリンクします。
造形
造形についてはこちらをご参考下さい。
言語
言語についてはまずは中古でも良いので絵本を購入し、読んでみるところから始まると思います。
気になる服装についても掲載中です。
音楽
私の場合、造形と言語を選択したので音楽について言えることは少ないですが、実技試験後の合格通知の到着後に今後のことを見据えて電子ピアノを購入しました。
以下の記事にて、電子ピアノや付属品の選び方について纏めています。
また、上記記事でもご紹介していますが、自宅でオンラインで受けることができるピアノ教室があります。
料金も通常のピアノ教室より割安なので、下記リンクをご参照ください。
実技試験の概要を知るにはこちらの参考書が役立ちました。
まとめ
❍ 実技試験対策は、筆記試験終了後からで十分である。
❍ 私の場合、実技試験対策にかけた時間は100~170時間ほどだった。
❍ 造形は絵が下手でも条件さえ満たせば合格は狙える。
❍ 試験当日、私の受験地の場合は、音楽を選択した人は8割にも及んだ。
❍ 試験科目については、ピアノが未経験であることを理由に音楽を避ける必要はなく、今後必要になると言う視点で挑んでみるのも悪くはない。
❍ オンラインで受講可能なピアノ教室がある。
※科目別の勉強方法については、メニューボタン、またはサイドバーボタンよりご選択下さい。