準備する物
絵を描く前に準備する物について、こちらのリンクをご参照下さい。
画用紙についてや色鉛筆の選び方について記載しています。
お題
今回は「折り紙遊び」です。
過去問に「紙飛行機を作って遊ぶ」と言うお題が出題されていますが、紙飛行機とはどのように描けばよいか知らなければ当然描くことができません。
折り紙遊びについてはまだ出題がありませんが、同様です。
どのような物を折るか指定される可能性は低いかもしれませんが、様々な折り紙遊びの折り方や完成形をどのように描けば良いか知っていなければ何も描くことができず、大幅な減点になり不合格になる可能性もあります。
ただし、折り紙は何かの形を目標にし、ただ綺麗に折ることだけが遊びではありません。
手で破ったり、捻じったり、糊で貼り付けたり、お絵描きしたり、ハサミで切る等の様々な遊びができるため年齢を問わず楽しむことができます。
今回、過去問で頻出の保育士1名、園児3名の設定にしました。
年齢に応じた園児の身長については、こちらのリンクを参考にしていただくことをお勧めします。
参考資料
こちらの対策本やイラスト集を参考に絵を描きました。
様々な身体の動きについてはこれらの対策本がとても参考になります。
アイテムの練習についてはこちらのイラスト集が参考になります。
こちらの絵本も同年代の園児の絵を描くのに参考になります。
所要時間
過去のブログで大まかな時間配分についてご紹介しました。
今回、この絵を描くのにかかった時間をご紹介します。
下描き:6分55秒
縁取り:13分03秒
色塗り:17分52秒
背景:7分10秒
机を手前に配置すると下半身を描く時間が短縮できるため、下描きは7分弱で終わらせることができました。
その分、折った折り紙の形を描くことに時間が掛かったため、縁取りは13分になりましたが、色塗りを18分弱で終え、背景には7分残すことができました。
作品
今回、「折り紙遊び」と言うお題で私が描いた作品をご紹介します。
保育園児が折り紙遊びをしています。手前の机に折り紙が数枚置かれ、3人の園児が座って鶴を折ろうとしています。1人の園児は鶴が完成し、保育士に見せています。保育士は完成した鶴を見て拍手をしています。
自己評価
以前のブログで何に気を付けて描けば良いかをご紹介しました。
絵を描く際に気を付けること10ヶ条
年齢に応じた身体の大きさを描く
様々な身体の動きを描く
保育士の目線は園児の方へ
様々なアイテムを描けるようにする
構図は人物の重なりを少なく
年齢に応じた動作を取り入れる
表情は生き生きと
遠近法に気を付ける
色塗りにバリエーションがあるか
塗り残しが無いか
上記の10ヶ条を元に一つ一つ確認します。
年齢に応じた身体の大きさを描く
今回、私は対策本の縮尺に則り、3歳以上児クラスの園児を想定しましたが、今回の作品のように机で下半身が隠れている園児の場合、椅子の高さも分からないので園児の縮尺についてはそれほど神経質にならなくても良いかと思います。
ただし、向かって左の園児のように椅子の高さが分かっており、全身を描く場合、園児の縮尺については下記参考資料を基に見直す必要があります。
1歳児クラス以上の年齢に応じた身体の大きさについては上記の「お題」で示した通り、下記参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
0歳児クラスの身体の大きさについては、下記の参考資料をご確認いただくことをお勧めします。
様々な身体の動きを描く
園児の座る姿勢は3人共同じで、座る向きや折り紙を折る過程が異なっています。
机を手前に置くと、下半身を描く時間が短縮できるのですが、動きが単調になりがちです。
できれば園児の1人は立って折り紙を取ろうとしている姿や、立って作品を持ち上げ保育士に見せる姿を描く等し、絵に動きを持たせたいです。
保育士の目線は園児の方へ
保育士は、園児の作品の方を見て拍手を送り、全員と同じくらいの距離にいます。
この構図の場合、問題ないでしょう。
様々なアイテムを描けるようにする
今回は、全員が鶴を折っているのですが、冒頭で示したように色んな折り紙の折り方を知っていなければ、例えば「鶴を折る」ことが指定されたり、「様々な折り紙遊びの場面」と指定された場合に描くことができません。
代表的な折り紙遊びとして、個人的に思いつくのは、「飛行機、鶴、やっこさん、飾り箱、手裏剣、だまし舟、かぶと」などです。
ネットにも様々な折り紙の折り方が掲載されています。一例になりますが下記に参考資料を載せました。
参考資料:作って楽しい簡単折り紙!こどもも折れるかわいい30作品
また、同じく冒頭で示したように ただ綺麗に折ることだけが折り紙遊びではありません。
特に低年齢児での指定があった場合には、手で破ったり、捻じったり、糊で貼り付けたり、お絵描きする等の様々な遊びを取り入れることをお勧めします。下記、参考資料が参考になります。
参考資料:1歳から6歳までの折り紙遊び。子どもの成長に合わせた全20作品
構図は人物の重なりを少なく
人物の重なりは少ないです。
年齢に応じた動作を取り入れる
3歳以上児と言う年齢を考慮すると、手裏剣やトントン相撲、ぴょこぴょこ蛙等の製作した後にみんなで遊べるような物を描く方が評価が高いかもしれません。
特に4~5歳児で指定された場合は、ここでも協同遊びを意識した絵を描くことをお勧めします。
表情は生き生きと
楽しそうに折る表情や真剣に折る表情が描けています。
表情については対策本をご確認下さい。
遠近法に気を付ける
今回、全員がほとんど同じ位置に座っているので特に遠近法は気にしませんでした。
色塗りにバリエーションがあるか
特に問題ないかと思います。
塗り残しが無いか
塗り残しはありません。
まとめ
❍「折り紙遊び」については、何かの形を目標にただ綺麗に折って完成させることだけが正しい遊び方ではなく、年齢に応じて遊び方が変化することに気を付けたい。
❍ 4~5歳児クラスでの指定があった場合、やはり協同遊びを意識する必要があり、手裏剣やトントン相撲、ぴょこぴょこ蛙などを折って、全員で遊ぶ様子を描くことをお勧めする。
❍ 低年齢児での指定があった場合、 手で破ったり、捻じったり、糊で貼り付けたり、お絵描きする等などの折り紙遊びも可能である。
※他の作品もアップロードしていますので以下ご参照下さい。
※近年出題されたお題についても掲載中です。
※言語対策についても掲載中です。
※科目別の勉強方法については、メニューボタン、またはサイドバーボタンよりご選択下さい。